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Founding Story

東京建物の​創業​ストーリー安田財閥の​創業者が​作った、​日本最古級の​不動産会社

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • 東京建物は1896年、銀行家の安田善次郎が不動産担保金融のために設立した日本最古の不動産会社である。バブル崩壊で前提が覆る経験を経て、現在はオフィスの意味の変化に向き合っている。
  • 銀行家が、不動産会社を作った
  • バブル崩壊が、何をしたか
  • オフィスビルという、事業
  • オフィスの、これから

東京建物は、日本で最も古い不動産会社とされます。1896年、安田財閥の創始者・安田善次郎が設立しました。

設立の目的は土地の売買ではなく、不動産を担保にした金融でした。銀行家が作った不動産会社という出自が、現在の事業の性格にも残っています。

Founded1896年日本初の不動産会社
Origin金融土地の売買ではなく担保融資
Crisis1990年代バブル崩壊で経営が悪化
AT A GLANCE
ひと目でわかる
FOUNDED
1896
安田善次郎が設立
TURNING POINT
1990年代
バブル崩壊の打撃
TODAY
現在
オフィス・住宅・物流
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。

Chapter 01年表東京建物の歩み

1896安田善次郎が設立日本初の不動産会社とされる。不動産担保金融が目的
明治〜戦前土地・建物の取引へ安田財閥の一翼として
戦後オフィスビルの賃貸丸の内・八重洲エリアを中心に
1990年代バブル崩壊の打撃不動産価格の下落で経営が悪化
2000年代再建事業の選別と財務の立て直し
現在オフィス・住宅・物流「Brillia」ブランドの分譲住宅も

Chapter 02起点銀行家が、​不動産会社を作った

安田善次郎は安田銀行(後の富士銀行、現みずほ)の創始者です。その人物が不動産会社を作った理由は、土地を担保にした融資を行うためでした。

土地の価値を評価し、それを担保に金を貸す。不動産を「物」ではなく「金融の対象」として見る視点が最初からありました。

不動産と金融は、同じものを別の角度から見ているだけである。価値を測り、それを資金に変える。不動産金融の起点

現在のREIT(不動産投資信託)や不動産の証券化は、この延長線上にあります。

Chapter 03危機バブル崩壊が、​何をしたか

1990年代の不動産価格の下落は、業界全体を直撃しました。土地は値上がりし続けるという前提で組まれた借入が、一気に重荷になります。

バブル期の前提崩壊後の現実
土地の価格上がり続ける大幅に下落
借入返せる前提資産価値を下回る
事業持てば儲かる持つほど損をする

前提が変わると、正しかった判断が誤りになります。長く続く企業は、必ずこの種の転換を経験しています。

Chapter 04構造オフィスビルという、事業

東京建物の中心はオフィスビルの賃貸です。建てて、貸して、長く保有する。

この事業の特徴は、判断から結果までの時間が極めて長いことです。用地の取得から開業まで5〜10年、その後20年以上保有する。10年後の需要を読んで、今決める必要があります。

候補者にデベロッパーを勧めるとき、この時間軸は必ず伝えるべき点です。自分の仕事の結果を、何年後に見ることになるか。

Chapter 05現在地オフィスの、​これから

働き方の変化により、オフィスに求められるものが変わりました。単に机を置く場所ではなく、人が集まる理由のある場所でなければ選ばれない。

三菱地所、三井不動産、森ビルも同じ課題に向き合っています。建物を貸す事業から、場を作る事業へという転換が進んでいます。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
デベロッパーを勧めるとき

判断から結果まで5〜10年かかります。その時間軸に耐えられるかを確認してください。

前提が変わる場面を説明するとき

正しかった判断が、前提の変化で誤りになります。長く続く企業は必ずこれを経験しています。

不動産と金融の関係を理解するとき

価値を測り資金に変えるという点で、両者は同じものを別の角度から見ています。

KEY POINTS
この記事のポイント
1起点銀行家が、不動産会社を作った安田善次郎は安田銀行(後の富士銀行、現みずほ)の創始者です。その人物が不動産会社を作った理由は、 土地を担保にした融資 を行うためでした。
2危機バブル崩壊が、何をしたか1990年代の不動産価格の下落は、業界全体を直撃しました。土地は値上がりし続ける という前提で組まれた借入が、一気に重荷になります。
3構造オフィスビルという、事業東京建物の中心はオフィスビルの賃貸です。建てて、貸して、長く保有する 。

この記事の情報源

  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
東京建物はいつ設立されましたか?
A
1896年、安田財閥の創始者・安田善次郎により設立されました。日本で最も古い不動産会社とされます。
Q
設立の目的は何でしたか?
A
土地を担保にした金融です。不動産の売買ではなく、価値を評価して資金を貸すことが出発点でした。
Q
バブル崩壊の影響は?
A
土地が値上がりし続けるという前提で組まれた借入が重荷になり、経営が悪化しました。
Q
オフィスビル事業の特徴は?
A
用地の取得から開業まで5〜10年、その後20年以上保有します。10年後の需要を読んで今決める必要があります。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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