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Founding Story

カインズの​創業​ストーリーホームセンターが、​製造業になる

創業ストーリー 2026.09.21
この記事の要点
  • カインズは1989年設立、仕入れて並べる小売から自社で企画する製造小売へ転換した。使う場面から考える商品開発と、都市型業態の買収で顧客層を広げている。
  • 仕入れから、企画へ
  • 使う場面から、考える
  • 都市へ、出る
  • DIYという、文化
  • 小売業の、本部職という選択肢

カインズは、売る商品の多くを自社で企画・開発するホームセンターです。1989年に設立され、ベイシアグループの一員です。

ワークマンと同じグループに属します。仕入れて並べる小売から、自分で作る小売へという転換を進めてきました。

1989設立ベイシアグループ
PB自社開発商品の多くを企画
Designデザイン売り場と商品の両方
AT A GLANCE
ひと目でわかる
FOUNDED
1989
カインズを設立
TURNING POINT
2010年代
デザインへの投資
TODAY
現在
ホームセンター最大級
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。

Chapter 01年表カインズの歩み

1989カインズを設立群馬を地盤に
2000年代店舗網を拡大郊外の大型店を中心に
2010年代自社開発商品を強化企画から手がける
2010年代デザインへの投資売り場と商品の見直し
2021東急ハンズを買収都市型の業態を取得
現在ホームセンター最大級製造小売の色を強める

Chapter 02転換仕入れから、企画へ

ホームセンターは長く、メーカーの商品を仕入れて並べる業態でした。品揃えと価格が競争軸です。

カインズは自社で商品を企画しました。使う人の困りごとから設計し、自社ブランドとして出す。

仕入れる小売は、他店と同じ商品を売ることになる。違いを作りたければ、自分で作るしかない。製造小売への転換

ファーストリテイリング、ニトリ、良品計画。小売が製造に踏み込むという共通の流れにあります。

Chapter 03設計使う場面から、考える

カインズの商品開発は、売り場で観察し、使う場面を想像するところから始まると言われます。

従来の発想使う場面からの発想
この商品を安く作るこの作業をもっと楽にできないか
競合と比べて改良するそもそも別の形にできないか

商品の改良ではなく、困りごとの解決から始める。キーエンスの課題発見型営業と同じ発想です。

エージェントの提案も同じです。求人を並べるのではなく、候補者の困りごとから逆算する。

Chapter 04拡張都市へ、出る

2021年、カインズは東急ハンズを買収しました。郊外型のホームセンターが、都市型の業態を得たことになります。

郊外の大型店は車で来る客が前提です。都市部の客層にはまったく別の店舗が要ります。

買って手に入れるという判断は、自力で都市型を一から作るより速い。ゼンショー、SAP、アウトソーシングと同じ考え方です。

Chapter 05現在地DIYという、文化

ホームセンターの市場は、自分で作る・直すという文化に支えられています。日本ではこの文化が欧米ほど根づいていません。

一方で、住まいへの関心や在宅時間の増加は追い風にもなりました。市場を広げるには、需要を待つだけでなく作る必要があります。

ワークマンが一般客を取り込んだように、既存の顧客層の外に出られるかが成長を決めます。

Chapter 06実務小売業の、​本部職という選択肢

小売企業の求人には、店舗と本部があります。同じ会社でもキャリアの形が違います。

店舗本部
勤務シフト制・土日も稼働平日中心が多い
評価店舗の数字企画や施策の成果
身につくもの現場の実感・人の管理分析・企画・交渉
次の転職他の小売・サービスメーカー・商社・コンサル

多くの小売企業では、店舗を経験してから本部に上がるのが基本の経路です。現場を知らずに企画はできないという考え方です。

候補者が本部職を希望する場合、店舗勤務の期間がどれくらいあるかを必ず確認させてください。「いずれ本部」という説明では、5年かかることもあります。

「いずれ」という言葉が出たら、年数を聞く。期間が示されない約束は、約束ではない。キャリアパスの確認
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
提案の作り方を見直すとき

商品や求人を並べるのではなく、困りごとから逆算してください。

小売の差別化を考えるとき

仕入れる立場では他店と同じ商品になります。作る側に回れるかが分かれ目です。

新しい客層を取るとき

需要を待つのではなく、既存の顧客層の外に出る設計が要ります。

Q
小売企業の本部職を希望する候補者に何を確認すべきですか?
A
店舗勤務の期間を必ず確認させてください。「いずれ本部」という説明では5年かかることもあります。
KEY POINTS
この記事のポイント
1転換仕入れから、企画へホームセンターは長く、 メーカーの商品を仕入れて並べる 業態でした。カインズは自社で商品を企画しました。
2設計使う場面から、考えるカインズの商品開発は、 売り場で観察し、使う場面を想像する ところから始まると言われます。従来の発想 使う場面からの発想 この商品を安く作る この作業をもっと楽にできないか 競合と比べて改良する そもそも別の形にできないか 商品の改良ではなく、困りごとの解決から始める 。
3拡張都市へ、出る2021年、カインズは東急ハンズを買収しました。郊外型のホームセンターが、都市型の業態を得た ことになります。

この記事の情報源

  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
カインズはどのような会社ですか?
A
1989年設立のホームセンターで、ベイシアグループの一員です。自社で商品を企画・開発する製造小売の色を強めています。
Q
なぜ自社開発するのですか?
A
仕入れて売るだけでは他店と同じ商品になり、違いを作れないためです。
Q
商品開発の進め方は?
A
売り場で観察し使う場面から考えます。商品の改良ではなく困りごとの解決から始める発想です。
Q
東急ハンズの買収の意味は?
A
郊外型の業態しか持たなかったところに、都市型の業態を短期間で得るためです。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.21
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