この記事の要点
- kintoneは2011年、現場の担当者が自分で業務システムを作れるようにする製品として始まった。速さと引き換えに統制の難しさを引き受ける設計であり、サイボウズの組織文化とも一貫している。
- 誰が、作るのか
- 作る人が変わると、何が変わるか
- サイボウズという、会社
- ノーコードの、その先
kintoneは、プログラムを書けない人が業務システムを作れるという発想の製品です。サイボウズが2011年に提供を開始しました。
現場の担当者が、自分で必要な仕組みを作る。情報システム部門に依頼して数か月待つという流れを変えようとしています。
Base1997年サイボウズ創業
Start2011年kintone提供開始
Idea作る人を変える情シスから現場へ
AT A GLANCE
ひと目でわかる
TURNING POINT
2010年代
ノーコードという概念の広がり
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。
Chapter 01年表サイボウズ(kintone)の系譜の歩み
1997サイボウズを設立高須賀宣ら3人がグループウェアから
2000年代グループウェアで国内首位級中小企業を中心に普及
2011kintoneの提供を開始業務アプリを自分で作れる
2010年代ノーコードという概念の広がり世界的な潮流に
2010年代〜働き方改革の文脈で注目多様な働き方を支える
現在導入企業が拡大大企業の部門単位でも
Chapter 02構造誰が、作るのか
業務システムは通常、情報システム部門か外部のベンダーが作ります。現場が要望を出し、仕様を決め、開発し、納品される。数か月から数年かかります。
その間に業務は変わり、完成したときには要望が古くなっていることがあります。
作る人と使う人が分かれていると、要望を伝える手間と、伝わらない誤差が生まれる。使う人が作れば、その両方が消える。ノーコードの発想
コマツの修理部門、川崎重工の海運。使う人が作るという構造が、ソフトウェアにも現れています。
Chapter 03比較作る人が変わると、何が変わるか
速さと引き換えに、統制の難しさを引き受ける。どちらが良いかではなく、何を優先するかです。
Chapter 04文化サイボウズという、会社
kintoneの思想は、サイボウズの組織文化と一貫しています。同社は「100人いれば100通りの働き方」を掲げ、個別の事情に合わせた制度を持ちます。
一律の仕組みではなく、それぞれに合わせる。製品の思想と組織の思想が同じ方向を向いている企業は、説得力があります。
候補者に企業を紹介するとき、製品と組織が矛盾していないかを見る視点は有効です。
Chapter 05現在地ノーコードの、その先
生成AIの登場により、自然な言葉で指示すれば仕組みができる方向へ進んでいます。ノーコードよりさらに手前です。
作る難しさが下がり続けると、何を作るべきかを決める力が相対的に重要になります。業務を理解し、課題を特定する仕事は残ります。
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
企業の一貫性を見るとき製品の思想と組織の思想が同じ方向を向いているかは、説得力を測る視点になります。
自動化の影響を考えるとき作る難しさが下がるほど、何を作るべきかを決める力が重要になります。
速さと統制の選択を説明するときどちらが良いかではなく、何を優先するかの判断です。
KEY POINTS
この記事のポイント
1構造誰が、作るのか業務システムは通常、情報システム部門か外部のベンダーが作ります。現場が要望を出し、仕様を決め、開発し、納品される。
2比較作る人が変わると、何が変わるかどちらが良いかではなく、何を優先するかです。
3文化サイボウズという、会社kintoneの思想は、 サイボウズ の組織文化と一貫しています。同社は 「100人いれば100通りの働き方」 を掲げ、個別の事情に合わせた制度を持ちます。
この記事の情報源
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
よくある質問
Aサイボウズが2011年に提供を開始した、プログラムを書けない人でも業務アプリを作れるサービスです。
A情報システム部門やベンダーに依頼して数か月待つのではなく、現場の担当者が数日から数週間で自分で作れます。
A品質が作る人の力量に左右され、アプリが乱立して統制が難しくなる可能性があります。
A「100人いれば100通りの働き方」という一律ではなく個別に合わせる思想が、製品の考え方と一貫しています。
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THE
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営:
株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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