この記事の要点
- いちごは「一期一会」を社名とし、新築ではなく既存の不動産を再生する「心築」を掲げる。再生可能エネルギーも手がけ、資産を持って長期に収益を得るという同じ型で運営している。
- 新しく建てない、という選択
- 不動産と、電力
- 他人の資金を、預かる
- 名前が示すもの
いちごは、「一期一会」から名前を取った不動産会社です。2000年代に現在の形になり、既存の不動産の再生と再生可能エネルギーを手がけています。
特徴は新しく建てないことです。すでにある建物に手を入れて価値を戻す。「心築(しんちく)」という独自の言葉で、この考え方を表しています。
Concept心築新築ではなく既存を活かす
Field再生+電力2つのストック事業
Type持って運用売り切らない
AT A GLANCE
ひと目でわかる
TURNING POINT
2010年代
REITの運用
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。
Chapter 01年表いちごの歩み
2000年代不動産の再生事業を確立既存物件の取得と改修
2010年代「心築」を掲げる新築ではなく既存を活かす
2010年代再生可能エネルギーへ太陽光発電などに投資
2010年代REITの運用いちごオフィスリート等
2020年代クリーンエネルギー事業を拡大発電所の開発・運営
現在不動産再生とエネルギーストック型の収益を重視
Chapter 02思想新しく建てない、という選択
日本の不動産は長く「新築が価値」という市場でした。古い建物は取り壊し、新しく建てる。
いちごの考え方は逆です。すでにある建物を活かす。これは環境負荷の面でも、資源の面でも合理的です。
壊して建てるより、直して使うほうが資源も時間も少なくて済む。当たり前に見えて、市場の常識とは逆だった。心築という考え方
ただし、直すほうが技術的には難しい。既存の構造に合わせて設計する必要があり、想定外のことも起きます。
Chapter 03構造不動産と、電力
いちごは太陽光などの再生可能エネルギー事業も持ちます。一見すると無関係ですが、収益の構造が似ています。
業種は違っても、資産を持って長期に収益を得るという型は同じです。丸紅のIPP、住友不動産の保有型と同じ構造になります。
Chapter 04運用他人の資金を、預かる
いちごはREIT(不動産投資信託)の運用も手がけます。投資家から資金を集め、物件を買って運用し、収益を分配する。
自社で持つ事業と、預かって運用する事業では、負うリスクも収益の性質も違います。候補者に不動産金融を説明するとき、この区別は重要です。
Chapter 05現在地名前が示すもの
「一期一会」という言葉は、一度の出会いを大切にするという意味です。建物についても、一つひとつに向き合うという姿勢を表しています。
規格化して大量に供給する事業とは、正反対の発想です。どちらが正しいかではなく、何を選ぶかの違いとして理解すべきです。
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
不動産金融の職種を説明するとき自社で持つ事業と、預かって運用する事業では負うリスクも収益の性質も違います。
異業種の組み合わせを見るとき業種が違っても収益の型が同じなら、同じ能力で運営できることがあります。
既存を活かす発想を語るとき壊して建て直すより直して使うほうが資源も時間も少なくて済みますが、技術的には難しくなります。
KEY POINTS
この記事のポイント
1思想新しく建てない、という選択日本の不動産は長く「新築が価値」という市場でした。古い建物は取り壊し、新しく建てる。
2構造不動産と、電力いちごは太陽光などの再生可能エネルギー事業も持ちます。一見すると無関係ですが、 収益の構造が似ています 。
3運用他人の資金を、預かるいちごはREIT(不動産投資信託)の運用も手がけます。投資家から資金を集め、物件を買って運用し、収益を分配する 。
この記事の情報源
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
よくある質問
A「一期一会」です。一つひとつの建物や出会いに向き合うという姿勢を表しています。
A新築ではなく既存の建物に手を入れて価値を戻すという、同社が掲げる考え方です。
A資産を持って長期に収益を得るという収益の型が同じだからです。業種は違っても運営の能力が共通します。
A投資家から資金を集めて物件を買い、運用して収益を分配する事業です。自社で持つ場合とはリスクの性質が異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
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株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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