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Founding Story

ヒューリックの​創業​ストーリー銀行の​店舗を​管理する会社が、​「持つ」​不動産で​高収益になるまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • ヒューリックは銀行の店舗を管理する会社から、その駅前一等地を保有する立場へ変わって高収益になった。都心の駅近に絞る規律と、建て替えによる価値向上が成長の中心である。
  • 管理していたものが、資産だった
  • 立地で、絞る
  • 建て替えで、価値を上げる
  • 型を、守り続ける

ヒューリックは、銀行の店舗を管理する地味な会社から、高収益の不動産会社になりました。1957年、富士銀行(現みずほ)の店舗用不動産を管理する日本橋興業として設立されます。

転機は、管理する立場から、保有して収益を上げる立場へ変わったことでした。管理していた資産が、駅前一等地だったのです。

Founded1957年銀行店舗の管理
Turn管理→保有立場が変わった
Focus都心の駅近立地で絞る

Chapter 01年表ヒューリックの歩み

1957日本橋興業を設立富士銀行の店舗用不動産の管理
2007ヒューリックに社名変更独立した不動産会社として
2008東証一部上場賃貸不動産の保有を拡大
2010年代都心の駅近物件に集中銀行店舗の建て替えで価値を高める
2010年代後半高齢者施設・観光へ用途を広げる
現在高い利益率と増配を継続立地に絞った保有型

Chapter 02転機管理していたものが、​資産だった

銀行の店舗は、駅前の一等地にあります。人が集まる場所でなければ、銀行の役に立たないからです。

ヒューリックはその不動産を管理していました。管理料は手数料に過ぎませんが、その土地自体は極めて価値が高い。立場を変えて保有すれば、収益はまったく違うものになります。

自分が扱っているものの価値に、気づいているか。手数料をもらう立場から、資産を持つ立場へ変わることで収益構造は一変する。ヒューリックの転換

エージェントにも似た問いがあります。候補者との関係は、取引なのか資産なのか。一回の紹介で終われば手数料ですが、関係が続けば資産になります。

Chapter 03方針立地で、絞る

ヒューリックの方針は明快です。都心の、駅から近い物件しか持たない。

数を増やせば売上は上がりますが、立地の悪い物件は空室リスクを抱えます。数を追わず、条件に合うものだけを持つという規律が、利益率を支えています。

Chapter 04手法建て替えで、価値を上げる

古い銀行店舗を、オフィスや商業施設に建て替える。同じ土地でも、建てるものを変えれば収益は何倍にもなります。

建て替え前(銀行店舗)建て替え後
用途単一(銀行)オフィス・商業・住宅の複合
床面積低層で少ない高層化で大幅に増える
賃料収入限定的数倍に

新しい土地を買わずに、持っている土地の価値を上げる。これが保有型の成長の仕方です。

Chapter 05現在地型を、守り続ける

高い利益率を保つには、条件に合わない物件を買わない規律が要ります。市場が過熱すれば、良い物件は高く売られる。買わないという判断が求められます。

成長を求められる上場企業にとって、これは難しい。拡大しないことを選べるかが、この型の事業の分かれ目です。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
候補者との関係を考えるとき

一回の紹介で終われば手数料、関係が続けば資産です。どちらとして扱っているかを点検してください。

規律を保つことを考えるとき

条件に合わないものを取らないという判断が利益率を支えます。数を追う圧力にどう抗うかが論点です。

既存資産の活用を考えるとき

新しいものを取りに行かず、持っているものの価値を上げるという成長の仕方があります。

KEY POINTS
この記事のポイント
1転機管理していたものが、資産だった銀行の店舗は、駅前の一等地にあります。人が集まる場所でなければ、銀行の役に立たないからです。
2方針立地で、絞るヒューリックの方針は明快です。都心の、駅から近い物件しか持たない 。
3手法建て替えで、価値を上げる古い銀行店舗を、オフィスや商業施設に建て替える。同じ土地でも、 建てるものを変えれば収益は何倍にもなります 。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
ヒューリックの成り立ちは?
A
1957年、富士銀行の店舗用不動産を管理する日本橋興業として設立されました。2007年にヒューリックへ社名変更しています。
Q
なぜ高収益なのですか?
A
管理していた銀行店舗が駅前一等地であり、管理から保有へ立場を変えたことと、都心の駅近に絞る規律によるものです。
Q
建て替えで価値が上がる理由は?
A
低層の銀行店舗を高層の複合ビルにすると床面積が大幅に増え、賃料収入が数倍になるためです。
Q
保有型の事業の難しさは?
A
条件に合わない物件を買わない規律が必要な点です。成長を求められる上場企業にとって、拡大しない判断は難しくなります。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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