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Founding Story

LegalOn ​Technologies​の​創業​ストーリー大手法律事務所の​弁護士​2​人が、​法務の​仕事を​ソフトウェアに​変えるまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • LegalOn Technologiesは、大手法律事務所出身の弁護士2人が2017年に創業したリーガルテック企業である。法律事務所の開業と同時に会社を立ち上げ、法務の知見とAIを組み合わせた契約審査サービスを9,000社超に広げ、2022年に社名を変えて米国へ進出した。
  • 京大、司法試験、大手法律事務所
  • 創業3か月で、資金を集めると決めた
  • 弁護士の知識を、AIに込める
  • 社名に込めた、法とテクノロジー
  • 導入は、3年で3倍以上に

LegalOn Technologiesは、AIで契約書の審査を支援するサービスを作る会社です。

創業したのは、国内最大級の法律事務所で働いていた2人の弁護士。法律事務所の開業と同時に会社を立ち上げ、弁護士の知識とAIの技術を組み合わせて、9,000社を超える企業が使う製品を作りました。

Founded2017年弁護士2人が創業
Customers9,000社超有償の導入社数
Global2022年社名変更と米国進出
AT A GLANCE
ひと目でわかる
FOUNDED
2017
LegalForceを創業
TURNING POINT
2021.01
AI契約管理システムを開始
TODAY
現在
日本と米国で展開
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。

Chapter 01年表|LegalOn Technologiesの歩み

TIMELINE
LegalOn Technologiesの歩み
HISTORY ─ 創業から現在まで
2017
LegalForceを創業法律事務所ZeLoの開業と同時に
2018
外部から資金を調達創業3か月で決断
2019.04
AI契約審査サービスを開始「LegalForce」
2021.01
AI契約管理システムを開始契約の「管理」にも広げる
2022.12
LegalOn Technologiesへ社名変更同時に米国法人を設立
現在
日本と米国で展開京都大学とも共同研究
公式発表・報道・経営者インタビューなどの公開情報で確認できたもの。

Chapter 02原点|京大、​司法試験、​大手法律事務所

角田望氏は徳島県出身。2010年に京都大学法学部を卒業し、同じ年に旧司法試験に合格、2012年に弁護士登録しました。2013年に国内最大級の法律事務所・森・濱田松本法律事務所に入り、M&Aや企業間の紛争解決に携わります。

2017年に独立し、法律事務所ZeLoの開業と同時に、LegalForce(現LegalOn Technologies)を設立しました。共同創業者の小笠原匡隆氏も、同じく大手法律事務所出身の弁護士です。

弁護士として法律の仕事を続けながら、その仕事自体をソフトウェアに変える会社を並行して作った。専門家が自分の業界を内側から変えにいった例である。LegalOnの出発点

Chapter 03決断|創業3か月で、資金を​集めると決めた

当初は、法律事務所の経営が軌道に乗ってから会社に力を入れる道もありました。しかし角田氏は、創業から3か月ほどでそれでは製品が世の中に広がる速さが落ちると感じます。

そこで外部の投資家から資金を集めると決めました。とはいえ、事業計画の作り方もわからない状態からの出発です。2018年にマッキンゼーから加わった仲間に教わりながら、できないことは周りのプロに頼ることを心がけたといいます。

専門職の出身者が起業するとき、最初に足りないのは経営の型です。それを素直に借りたことが、成長の速さにつながりました。

Chapter 04製品|弁護士の​知識を、AIに込める

2019年4月、AI契約審査サービス「LegalForce」の提供を始めます。契約書をアップロードすると、リスクのある条項や抜け漏れをAIが指摘する仕組みです。

強みは、弁護士の法務の知見と、自然言語処理や機械学習の技術を組み合わせていることです。2021年1月には契約書を管理するシステムも加え、審査から管理まで範囲を広げました。

2022年9月末時点で導入は2,500社を超え、大手企業からスタートアップまで幅広く使われています。

Chapter 05世界へ|社名に​込めた、法と​テクノロジー

2022年12月1日、社名をLegalOn Technologiesに変えました。「Legal(法)」と「Technology」を、接触を意味する「On」で結んだ名前です。

同時に米国法人を設立し、米国のリーガルテック企業を創業・売却した経験を持つ人物をCEOに迎えて、本格的な海外展開を始めます。法律は国ごとに違う。それでも契約の審査という仕事は世界に共通する。その確信が、社名の変更に表れています。

Chapter 06成長|導入は、​3年で3倍以上に

CUSTOMERS
有償の導入社数の推移
100
2019年8月
2,500
2022年9月
6,500
2024年12月
9,000超
現在
同社の発表による。グローバルでの有償の導入社数。

2019年8月に100社だった導入は、2022年9月に2,500社、2024年12月に6,500社を超え、現在は9,000社を超えました。国内では上場企業の3割以上が使っています。

2025年4月には、契約書の審査と管理のサービスを一つにまとめ、法務の仕事全体を支える製品として世界に展開し始めました。一つの便利な道具から、法務部門の仕事の土台へという広がりです。

Chapter 07資金|累計286億円と、​古巣との​資本提携

FUNDING
主な資金調達(億円)
0.8
2018年3月
5
2018年11月
10
2020年4月
71.4
2025年7月
同社の発表による。2025年7月はシリーズEの総額。創業以来の累計は約286億円。

創業の翌年、約8,000万円から始まった資金調達は、2025年7月のシリーズEで71.4億円に達しました。ゴールドマン・サックスが主導し、創業以来の累計は約286億円です。同じ時期に、生成AIのOpenAIとの戦略的な連携も発表しています。

印象的なのは、創業者2人の出身である森・濱田松本法律事務所と資本提携を結んだことです。かつての職場が、今は出資者であり、法務の知見を製品に提供する提携先になっています。

弁護士が辞めて作った会社に、辞めた法律事務所が出資する。業界を変える側に回った人を、業界の側が認めたという出来事だった。LegalOnの現在地
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
士業の候補者と話すとき

弁護士が自分の業界を内側から変えにいった例です。専門性を生かしたキャリアの選択肢として示せます。

リーガルテックを説明するとき

強みは法務の知見とAI技術の組み合わせです。どちらか一方では作れない製品であることを伝えてください。

創業期の組織を語るとき

事業計画の作り方も知らない状態から、できないことはプロに頼りました。専門職出身の経営者の成長の仕方が見えます。

KEY POINTS
この記事のポイント
1原点|京大、司法試験、大手法律事務所2010年に京都大学法学部を卒業し、同じ年に旧司法試験に合格、2012年に弁護士登録しました。2013年に国内最大級の法律事務所・森・濱田松本法律事務所に入り、M&Aや企業間の紛争解決に携わります。
2決断|創業3か月で、資金を集めると決めた当初は、法律事務所の経営が軌道に乗ってから会社に力を入れる道もありました。しかし角田氏は、創業から3か月ほどで それでは製品が世の中に広がる速さが落ちる と感じます。
3製品|弁護士の知識を、AIに込める2019年4月、AI契約審査サービス「LegalForce」の提供を始めます。契約書をアップロードすると、 リスクのある条項や抜け漏れをAIが指摘 する仕組みです。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
LegalOn Technologiesの創業者は誰ですか?
A
角田望氏と小笠原匡隆氏です。いずれも大手法律事務所出身の弁護士で、2017年に創業しました。
Q
何を作っている会社ですか?
A
AIで契約書の審査を支援するサービスや、契約書を管理するシステムを開発・提供しています。弁護士の法務の知見とAI技術を組み合わせています。
Q
社名はいつ変わりましたか?
A
2022年12月1日に、LegalForceからLegalOn Technologiesに変わりました。同時に米国法人を設立しています。
Q
導入企業はどれくらいありますか?
A
2022年9月末に2,500社を超え、現在はグローバルで9,000社を超えています。国内では上場企業の3割以上が導入しています。
Q
LegalOnの導入社数はどれくらいですか?
A
グローバルでの有償の導入社数は9,000社を超えています。国内では上場企業の3割以上が導入しています。
Q
LegalOnの資金調達の総額は?
A
2025年7月のシリーズE(総額71.4億円、ゴールドマン・サックス主導)を含め、創業以来の累計は約286億円です。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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