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Founding Story

ロームの​創業​ストーリー京都大学の​学生が​抵抗器から始め、​半導体の​会社を​作るまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • ロームは1954年、学生だった佐藤研一郎の抵抗器の研究から生まれた。自社で一貫して作る自前主義と、市場が立ち上がる前のSiCへの投資が、京都企業らしい独立性を支えている。
  • 研究を、そのまま会社に
  • 高い利益率の、理由
  • SiCという、賭け
  • 京都の、独立性

ロームは、学生の卒業研究から始まった会社です。1954年、立命館大学の学生だった佐藤研一郎が、小型の抵抗器の研究を事業化しました。

京都の企業に共通する性格——系列に属さず、独自の技術で世界と直接取引する——を持ち、半導体と電子部品で高い収益性を保っています。

Founded1954年学生の研究から
Culture京都系列に属さない
NowSiC電動化の中核部品
AT A GLANCE
ひと目でわかる
FOUNDED
1954
東洋電具製作所を設立
TURNING POINT
1981
社名をロームに
TODAY
現在
SiCで世界的な地位
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。

Chapter 01年表ロームの歩み

1954東洋電具製作所を設立佐藤研一郎が抵抗器の製造から
1960年代半導体へトランジスタ・ダイオードの製造
1970年代〜カスタムICへ顧客ごとの専用半導体
1981社名をロームにROHM(抵抗器のR+オーム)
2000年代〜パワー半導体SiC(炭化ケイ素)の開発を先行
現在SiCで世界的な地位電動化で需要が拡大

Chapter 02起点研究を、​そのまま会社に

佐藤研一郎が研究していたのは、小型で精度の高い抵抗器でした。当時の抵抗器は大きく、ばらつきも大きかった。

卒業後に就職するのではなく、その研究を事業にする。自分が作ったものを、自分で売るという選択です。

研究の成果を誰かに渡すのではなく、自分で事業にする。その判断が、京都の技術企業に共通する独立性を作った。京都企業の系譜

京セラの稲盛和夫、村田製作所の村田昭、日本電産の永守重信。技術者が自分で会社を作るという型が京都には集中しています。

Chapter 03構造高い利益率の、理由

ロームは電子部品メーカーの中でも利益率が高い会社として知られます。理由は自社で一貫して作ることにあります。

外部に委託する自社で一貫(ローム)
設備投資不要巨額
利益率低い高い
品質の管理委託先に依存自社で決められる
不況時身軽設備の負担が重い

自前主義は、好況では強く、不況では重い。この選択をどう評価するかは、その企業の時間軸によります。

Chapter 04技術SiCという、賭け

SiC(炭化ケイ素)は、従来のシリコンより高い電圧と温度に耐える半導体材料です。電気自動車の電力変換で、損失を大幅に減らせます。

ロームは早くからSiCに投資してきました。市場がまだ小さい時期に設備を作るという判断です。

東レの炭素繊維、ASMLのEUV。市場が立ち上がる前に投資した会社が、立ち上がったときに取るという構造がここにもあります。

Chapter 05現在地京都の、独立性

京都の技術企業は、東京の大企業の系列に属さない傾向があります。下請けにならず、独自の技術で直接世界と取引する。

その分、自社で技術を持ち続ける必要があります。規模より独立を選ぶという文化は、働き方にも表れます。候補者に京都の企業を勧めるとき、この違いは伝える価値があります。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
京都の技術企業を説明するとき

系列に属さず独自の技術で世界と取引するという文化があります。働き方にも表れます。

自前主義を評価するとき

好況では強く不況では重い構造です。その企業の時間軸で判断してください。

先行投資を見るとき

市場が立ち上がる前に投資した企業が、立ち上がったときに取ります。

KEY POINTS
この記事のポイント
1起点研究を、そのまま会社に佐藤研一郎が研究していたのは、 小型で精度の高い抵抗器 でした。当時の抵抗器は大きく、ばらつきも大きかった。
2構造高い利益率の、理由ロームは電子部品メーカーの中でも利益率が高い会社として知られます。理由は 自社で一貫して作る ことにあります。
3技術SiCという、賭けSiC(炭化ケイ素)は、従来のシリコンより高い電圧と温度に耐える半導体材料です。電気自動車の電力変換で、損失を大幅に減らせます 。

この記事の情報源

  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
ロームの創業者は誰ですか?
A
佐藤研一郎です。1954年、立命館大学での小型抵抗器の研究を事業化して創業しました。
Q
社名の由来は?
A
抵抗器のRと、抵抗の単位オーム(ohm)を組み合わせたものです。1981年に正式名称となりました。
Q
なぜ利益率が高いのですか?
A
設計から製造まで自社で一貫して行うためです。設備投資は重くなりますが品質と利益を自社で管理できます。
Q
SiCとは何ですか?
A
炭化ケイ素という半導体材料で、従来のシリコンより高い電圧と温度に耐えます。電気自動車の電力損失を減らせます。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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