読者別経営者向けマネージャー向けプレイヤー向け保存した記事
THE AGENT›読者別›シグマクシスの創業ストーリー
Founding Story

シグマクシスの​創業​ストーリー商社と​投資​ファンドが​作ったコンサルが、​「共創」​を​掲げるまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • シグマクシスは2008年、三菱商事と投資ファンドの合弁として設立された。助言にとどまらず事業を一緒に作りリスクも共有する共創型を掲げ、特定領域に深く入ることで後発ながら独自の位置を築いている。
  • 商社が、なぜコンサルを作ったのか
  • 「共創」という立ち位置
  • 領域を絞る
  • コンサルと事業の境界が溶けていく

シグマクシスは、事業会社がコンサル会社を作った例です。2008年、三菱商事と投資ファンドの合弁として設立されました。

通常、コンサルティングファームは独立した専門職の集団として生まれます。事業を持つ会社が出資して作るという形は、最初からコンサルと事業の距離が近いことを意味します。

Founded2008年三菱商事の出資
Model事業共創助言+リスク共有
Focusフードテック等領域を絞った知見
NUMBERS
数字で見る
FOUNDED
2008年
設立
ORIGIN
三菱商事系
商社とコンサルの合弁から
LISTED
東証プライム
上場企業
MODEL
共創型
顧客と一緒に事業をつくる
FIELD
2領域
DXと新規事業
SIZE
数百名
コンサルタントの規模
規模や領域は公表情報にもとづく。最新の業績は各期の開示をご確認ください。
TIMELINE
シグマクシスの歩み
START ─ 合弁から
2008
シグマクシスを設立商社とコンサルの組み合わせから生まれる
初期
「共創」を掲げる助言だけでなく、顧客と一緒に事業をつくる立場
GROWTH ─ 上場と拡大
2010年代
上場し、DX領域で伸びる
現在
新規事業や食の領域にも展開コンサル以外の事業も持つ
公表情報にもとづく。

Chapter 01年表シグマクシスの歩み

Chapter 02背景商社が、​なぜコンサルを​作ったのか

三菱商事は、事業を作り、投資し、運営する会社です。そこにコンサルティングの機能が必要になった背景には、事業の作り方が変わったことがあります。

資源や貿易のように、既にある商流を握る事業から、デジタルや新領域で事業を立ち上げる事業へ。後者には、構想を描き、検証し、形にする能力が要ります。それはコンサルティングの能力と重なります。

Chapter 03設計「共創」という立ち位置

シグマクシスが掲げる事業共創は、助言と事業の間にある形です。

従来のコンサル事業共創
報酬フィー(確定)フィー+成果・出資
関与プロジェクト期間事業が立ち上がるまで
リスク負わない一部を共有する
成果報告書・実行支援事業そのもの

ベインの成果報酬、IGPIのハンズオンと同じ方向です。助言者が報酬を確定させたまま結果に関与しない構造への、業界全体の反省とも言えます。

Chapter 04選択領域を絞る

シグマクシスはフードテックなど特定領域に深く入ります。あらゆる業界を扱う総合ファームとは逆の選択です。

規模で劣るファームが大手と戦うには、どこかで圧倒的に詳しい状態を作るしかありません。プレックスが物流を選び、ロバート・ウォルターズが専門職を選んだのと同じ構造です。

小さいファームが総合を名乗ると、大手の劣化版になる。狭く深くしか、後発の道はない。後発ファームの構造

Chapter 05現在地コンサルと事業の境界が​溶けていく

IGPI、シグマクシス、ベイン・キャピタル。いずれも助言の外側へ出ています。一方で、事業会社の側も社内にコンサルティング機能を持ち始めている。

両側から境界が溶けているのが現在です。コンサルタントのキャリアも、「ファームか事業会社か」という二択ではなくなりつつあります。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
コンサル志望の候補者に選択肢を示すとき

助言だけのファームと、投資や事業立ち上げまで行うファームがあります。何をしたいのかで合う会社が変わることを伝えてください。

後発・小規模のファームを扱うとき

総合を名乗る小規模ファームは大手の劣化版になりがちです。どこで圧倒的に詳しいかを確認すると、候補者に説明できる価値が見えます。

自社の立ち位置を考えるとき

人材紹介も同じで、総合を名乗るほど大手と比較されます。狭く深い領域を持つことが、後発の現実的な道です。

KEY POINTS
この記事のポイント
1背景商社が、なぜコンサルを作ったのか三菱商事 は、事業を作り、投資し、運営する会社です。そこにコンサルティングの機能が必要になった背景には、 事業の作り方が変わった ことがあります。
2設計「共創」という立ち位置シグマクシスが掲げる事業共創は、助言と事業の間にある形です。従来のコンサル 事業共創 報酬 フィー(確定) フィー+成果・出資 関与 プロジェクト期間 事業が立ち上がるまで リスク 負わない 一部を共有する 成果 報告書・実行支援 事業そのもの ベインの成果報酬、IGPIのハンズオンと同じ方向です。
3選択領域を絞るシグマクシスはフードテックなど特定領域に深く入ります。あらゆる業界を扱う総合ファームとは逆の選択です。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
シグマクシスはどのような会社ですか?
A
2008年に三菱商事と投資ファンドの合弁として設立されたコンサルティング企業です。助言だけでなくクライアントと一緒に事業を作る「共創」を掲げています。
Q
事業共創型コンサルとは何ですか?
A
フィーを受け取って助言するだけでなく、クライアントと組んで事業を立ち上げ、成果連動や出資によってリスクも共有する形です。
Q
なぜ商社がコンサル会社を作ったのですか?
A
既存の商流を握る事業から、デジタルなど新領域で事業を立ち上げる事業へ重心が移り、構想し検証し形にする能力が必要になったためです。
Q
後発のコンサルファームはどう戦うべきですか?
A
総合を名乗ると大手の劣化版になります。特定領域で圧倒的に詳しい状態を作る、狭く深い戦い方が現実的です。
Ask AIこの記事をもとにAIに相談する

記事の内容を前提にして、あなたの状況に合わせた答えをAIに出させます。質問を入れて「ChatGPTで相談」または「Claudeで相談」を押すと、記事の要点と質問がセットになった状態で開きます。

ChatGPTで相談 →Claudeで相談 →Geminiで相談 →
記事本文の要点(見出しと本文の抜粋)がそのままAIに渡ります。Geminiは自動入力に対応していないため、押すとプロンプトをコピーしてGeminiを開きます。貼り付けて送信してください。候補者の実名・企業の機密は入力しないでください。AIの回答は記事の内容に基づく参考情報です。
本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
THE
AGENT
執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
← ナレッジ一覧に戻る
資料請求立ち上げ・マネジメント・面談の4マニュアル相談はこちら事業立ち上げ・育成・採用の相談(初回無料)
無料相談資料請求