読者別経営者向けマネージャー向けプレイヤー向け保存した記事
THE AGENT›読者別›Workdayの創業ストーリー
Founding Story

Workday​の​創業​ストーリー買収された会社の​創業者が、​もう一度​クラウドで​人事​システムを​作るまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • Workdayは2005年、Oracleに買収されたPeopleSoftの創業者が、クラウドという新しい前提で同じ領域に再挑戦して生まれた。相手の資産が通用しない土俵を選ぶ戦略である。
  • 同じ土俵では、勝てない
  • オンプレミスと、クラウドの違い
  • 人事と財務という、中枢
  • 買収された後の、選択肢

Workdayは、買収された創業者が、同じ領域で作り直した会社です。2005年、デイビッド・ダフィールドとアニール・ブースリが設立しました。

二人は人事システムの会社PeopleSoftの創業者です。同社がOracleに敵対的買収で取得された後、クラウドで同じ領域をやり直すために創業しました。

Restart2005年買収された後の再挑戦
Shiftクラウド前提を変えて戦う
RivalOracle買収した相手と競合

Chapter 01年表Workdayの歩み

1987PeopleSoftを創業ダフィールドが人事システムの会社を設立
2005OracleがPeopleSoftを買収敵対的買収。長期の攻防の末に
2005Workdayを設立ダフィールドとブースリがクラウドで再挑戦
2012ニューヨーク証券取引所に上場クラウドHR/財務の代表に
2010年代大企業への導入が拡大グローバル企業の人事基盤に
現在人事・財務のクラウド大手Oracleと再び競合

Chapter 02背景同じ土俵では、​勝てない

PeopleSoftは、企業のサーバーに導入する形の人事システムでした。Oracleに買収された後、同じ形で新会社を作っても資本力で勝てません。

ダフィールドが選んだのは、クラウドという新しい前提でした。既存の大手が持つ資産(導入済みの顧客、営業網)がそのままでは通用しない土俵を選ぶ。

勝てない相手と戦うときは、相手の資産が有効でない場所を選ぶ。同じ土俵で規模を追ってはいけない。再挑戦の戦略

AMDのファブレス化、BYDのEV集中。前提が変わる局面でだけ、順位は動きます。

Chapter 03構造オンプレミスと、​クラウドの違い

オンプレミス(従来)クラウド(Workday)
導入顧客のサーバーに設置契約すればすぐ使える
カスタマイズ顧客ごとに改修設定の範囲内
更新顧客ごとに作業全顧客が同時に最新に
収益ライセンスの売り切り+保守継続課金

クラウドでは全顧客が同じ製品を使います。だから改善が全員に届き、開発の効率も上がる。SAPやOracleが移行に苦労しているのは、既存顧客の改修を抱えているからです。

Chapter 04領域人事と財務という、中枢

Workdayが扱うのは、人事と財務——企業の中枢のデータです。誰がいくらで働き、金がどう動いているか。

この領域は一度導入すると極めて替えにくい。Oracleのデータベースと同じく、乗り換えコストが参入障壁であり、同時に既存の大手が守られている理由でもあります。

Chapter 05教訓買収された後の、選択肢

会社を買収されたとき、創業者や社員には選択肢があります。残る、辞める、そして同じ領域で作り直す。

ダフィールドは3番目を選びました。買収は終わりではなく、次の起点になり得る。PayPalのメンバーが次々に起業したのと同じ構造です。

候補者が買収や統合を経験しているとき、そこで得た知見は次の職場で価値を持ちます。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
買収を経験した候補者を支援するとき

そこで得た知見は次の職場で価値を持ちます。何を見て何を学んだかを聞いてください。

勝てない相手がいる市場を見るとき

相手の資産が有効でない土俵を選べているかを確認してください。

SaaSとオンプレミスを説明するとき

導入・改修・更新・収益のすべてが違います。既存の大手が移行に苦労する理由も説明できます。

KEY POINTS
この記事のポイント
1背景同じ土俵では、勝てないPeopleSoftは、企業のサーバーに導入する形の人事システムでした。Oracle に買収された後、同じ形で新会社を作っても 資本力で勝てません 。
2構造オンプレミスと、クラウドの違いだから改善が全員に届き、開発の効率も上がる。SAP や Oracle が移行に苦労しているのは、既存顧客の改修を抱えているからです。
3領域人事と財務という、中枢Workdayが扱うのは、人事と財務—— 企業の中枢のデータ です。誰がいくらで働き、金がどう動いているか。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
Workdayはどのように生まれましたか?
A
2005年、人事システムのPeopleSoftがOracleに敵対的買収された後、同社の創業者ダフィールドらがクラウドで再挑戦するために設立しました。
Q
なぜクラウドを選んだのですか?
A
同じ土俵では資本力で勝てないため、既存大手の資産が通用しない新しい前提を選びました。
Q
オンプレミスとクラウドの違いは?
A
導入方法、カスタマイズの自由度、更新の仕組み、収益モデルのすべてが異なります。
Q
買収された後の選択肢は?
A
残る、辞める、同じ領域で作り直すという選択肢があります。買収は終わりではなく次の起点になり得ます。
Ask AIこの記事をもとにAIに相談する

記事の内容を前提にして、あなたの状況に合わせた答えをAIに出させます。質問を入れて「ChatGPTで相談」または「Claudeで相談」を押すと、記事の要点と質問がセットになった状態で開きます。

ChatGPTで相談 →Claudeで相談 →Geminiで相談 →
記事本文の要点(見出しと本文の抜粋)がそのままAIに渡ります。Geminiは自動入力に対応していないため、押すとプロンプトをコピーしてGeminiを開きます。貼り付けて送信してください。候補者の実名・企業の機密は入力しないでください。AIの回答は記事の内容に基づく参考情報です。
本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
THE
AGENT
執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
← ナレッジ一覧に戻る
資料請求立ち上げ・マネジメント・面談の4マニュアル相談はこちら事業立ち上げ・育成・採用の相談(初回無料)
無料相談資料請求