この記事の要点
- HRMOSはビズリーチが自社の採用の課題から作った製品で、採用管理から評価・配置へ広がっている。入社後まで追う視点と、過去のデータに寄りすぎる危険の両方を示している。
- 自社の、困りごと
- 人材会社が、SaaSを作る意味
- 採用の、その先
- データが、蓄積される
HRMOSは、ビズリーチが自社の採用の課題から作った製品です。2016年に提供を開始しました。
採用の進捗が見えない、評価の基準が曖昧、入社後の活躍が追えない。人材サービスの会社が、自社で困ったことを製品にしたという構造です。
Start2016年自社の課題から
Baseビズリーチ人材サービスの知見
Now採用→活用データの一貫
Chapter 01年表HRMOS(ビズリーチ)の展開の歩み
2009ビズリーチを設立南壮一郎が創業
2016HRMOSの提供を開始採用管理システムから
2010年代後半タレントマネジメントへ評価・配置・分析に拡大
2020ビジョナルを設立持株会社体制へ
2021東証マザーズに上場ビジョナルとして
現在採用から人材活用までデータを一貫して扱う
Chapter 02起点自社の、困りごと
ビズリーチは急成長する中で、自社の採用が管理しきれなくなる経験をしました。誰がどの選考段階にいるか、なぜ見送りになったか。
この課題を解くために作ったものを、外に出す。Slackの社内ツール、Asanaの社内課題と同じ起点です。
自社で困ったことを製品にする事業は、最初の顧客が自分である。需要を確かめる必要がない。社内課題からの製品化
Chapter 03構造人材会社が、SaaSを作る意味
人材紹介の会社がHRのSaaSを作ることには、利点と難しさの両方があります。
ネオキャリアのjinjerは分社・売却に至りました。人材事業とSaaSの両立は、多くの企業が試み、難しさを経験しています。
Chapter 04思想採用の、その先
HRMOSは採用管理から始まり、評価や配置へ広げています。採用して終わりではなく、入社後の活躍まで追うという考え方です。
エージェントにとっても同じ視点が必要です。決定がゴールではなく、入社後にどうなったかまで見ているか。
この視点の有無は、リピートの紹介を得られるかどうかに直結します。
Chapter 05現在地データが、蓄積される
採用から評価まで一貫してデータを持つと、どんな人がこの会社で活躍するかが見えてきます。
ただしこれには注意も要ります。過去のデータで判断すると、過去と同じ人しか採らなくなる。多様性が失われる危険があります。
候補者を推薦するエージェントにとっても、この問題は他人事ではありません。過去の成功例に似た人だけを推薦していないかという問いです。
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
入社後まで見る視点を持つとき決定がゴールではありません。入社後どうなったかを追うことがリピートにつながります。
データで判断するとき過去のデータで判断すると過去と同じ人しか採らなくなります。多様性が失われる危険があります。
自社で新規事業を考えるとき人材事業とSaaSでは収益の出方が違い、両立には難しさが伴います。
KEY POINTS
この記事のポイント
1起点自社の、困りごとビズリーチ は急成長する中で、 自社の採用が管理しきれなくなる 経験をしました。誰がどの選考段階にいるか、なぜ見送りになったか。
2構造人材会社が、SaaSを作る意味人材紹介の会社がHRのSaaSを作ることには、利点と難しさの両方があります。利点 難しさ 顧客 既に人事部門と接点がある 紹介の顧客と競合する場面も 知見 採用の実務を知っている — 収益 継続課金が加わる 紹介の即効性と比べ遅い 人材 — エンジニアの採用が必要 ネオキャリア のjinjerは分社
3思想採用の、その先HRMOSは採用管理から始まり、評価や配置へ広げています。採用して終わりではなく、入社後の活躍まで追う という考え方です。
この記事の情報源
- 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
よくある質問
Aビズリーチが2016年に提供を開始した採用管理システムです。現在は評価や配置まで扱うタレントマネジメントへ広がっています。
Aビズリーチが急成長する中で自社の採用が管理しきれなくなった経験から、その課題を解くために作られました。
A紹介の顧客と競合する場面があること、収益化に時間がかかること、エンジニアの採用が必要になることです。
A過去のデータで判断すると過去と同じ人しか採らなくなり、多様性が失われる危険があります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
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株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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