ベイカレントの1day選考会(ワンデイ選考会)は、通常なら数週間かかる面接を、休日の1日にまとめて受けられる選考の形です。書類選考と適性検査は事前に済ませ、当日はベイカレントの本社で面接を受けます。
1day選考会(ワンデイ選考会)は、ベイカレントが中途採用で開く、面接を1日にまとめて受けられる選考の形です。休日に開かれることが多く、会場は麻布台ヒルズの本社。面接は対面で行われます。
誤解されやすいのは、「1日で書類から内定まで全部終わる」わけではないことです。書類選考と適性検査(GAB)は事前に通過していることが参加の前提で、当日に進むのは面接の部分です。
当日は1次面接と2次面接(最終)の2回。1次を通過すると、その日のうちに2次へ案内されます。通常なら1次と2次の間に数日から1週間ほど空くところを、1日に詰めて行う形です。
通常の選考は、書類選考、適性検査、1次面接、最終面接と、数週間かけて進みます(流れの詳細はベイカレントの面接対策)。1day選考会で変わるのは、面接をいつ、どこで、どんな間隔で受けるかです。
面接で見られることそのものは、通常選考と大きく変わりません。ベイカレントの面接は、ケース面接よりも、経歴や過去の行動を深く掘る質問が中心です。1日でまとめて受けるからといって、見られるポイントが軽くなるわけではありません。
1day選考会は、企業が積極的に人を採りたいタイミングで開かれます。ベイカレントは毎年1,000人規模で中途採用を続けており、選考が長引いて候補者を他社に取られることを避けたい事情があります。
ただし、1day選考会だから通過率が劇的に上がるというものではありません。通過率は公表されておらず、基準が下がるわけでもない。変わるのは、企業が前のめりに採用したいという前提があることと、候補者にとって受けやすい形になっていることです。
この「受けやすさ」をどう生かすかが、1day選考会を使うかどうかの分かれ目になります。
まず見落とされがちなのが、参加すること自体が、志望度の高さの証明になるという点です。平日の仕事終わりに面接を受けるのではなく、休日を丸1日空けて選考に臨む。その行動が、企業に「それだけこの会社に来たいのだ」と伝わります。
面接でどれだけ「第一志望です」と言っても、行動が伴っていなければ、企業は志望度が高いとは判断しにくいものです。言葉ではなく行動で本気を示せる。休日の選考会が企業からも評価されやすい背景には、この点があります。
もう一つの大きなメリットは、休日の1日で面接が終わることです。現職が忙しく、平日に何度も休みを取るのが難しい人にとって、これは大きい。選考が長引くほど、途中で気持ちが離れたり、他社の選考に押されたりするリスクも減ります。
次に、1次から対面で話せることです。オンライン面接では、話の間や表情、熱量が伝わりにくく、本来の良さを出し切れない人がいます。そうした人にとって、最初から対面で向き合えるのは有利に働きます。
そして、準備をその1日に集中できることです。面接が何週間にも分かれると、準備も細切れになりがちです。日付が決まっていれば、そこから逆算して徹底的に仕上げられます。
一方で見落とせないのが、1次でもらうフィードバックを直す時間がないことです。通常の選考なら、1次のあとにエージェントから面接官の反応や改善点を聞き、2次までに直せます。1day選考会では、それができません。ここが、この形の一番の弱点です。
1次と2次の間に直す時間がない以上、直すべきことは事前に直しておくのが基本です。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2〜3週間前 | 職務経歴を「状況・考えたこと・行動・結果」の順に整理する。ビヘイビア面接の型で答えられるようにする |
| 1〜2週間前 | エージェントと模擬面接を2回続けて行い、1回目の反省を2回目ですぐ直す練習をする |
| 1週間前 | 「なぜコンサルか」「なぜベイカレントか」を、自分の経験と結びつけて言えるようにする |
| 前日 | 逆質問を3つ用意し、1次と2次で使い分けられるようにしておく |
とくに効くのが、模擬面接を2回続けて受ける練習です。本番と同じように、1回目で出た弱点を、休憩のあいだに自分で直して2回目に臨む。これを事前に一度経験しておくと、当日の切り替えが格段に楽になります。
当日は麻布台ヒルズの本社に出向きます。対面の面接では、話の中身だけでなく立ち居振る舞いも見られます。オンラインの選考に慣れている人ほど、服装や身だしなみ、受付での振る舞いへの意識が抜けがちです。
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 服装 | スーツが無難。休日の開催でも、ビジネスの場として臨む |
| 持ち物 | 職務経歴書の控え、筆記用具、準備したメモ。1次と2次の間に見返せるものを |
| 時間 | 建物が大きく、受付まで時間がかかることがある。余裕を持って到着する |
| 体力 | 面接が2回続く。後半で集中が切れないよう、前日はしっかり休む |
1day選考会は、すべての候補者にとって最善の選択肢ではありません。候補者の状況と性格によって、通常選考と使い分けるのがエージェントの腕の見せどころです。
平日の調整が難しく、対面で力を発揮するタイプで、準備の時間を確保できる人には、積極的に勧めたい選択肢です。一方、コンサルの面接が初めてで場数を踏みながら直したい人や、本命の他社の結果を待ちたい人には、通常選考のほうが合うことがあります。
勧めると決めたら、選考会の日から逆算して模擬面接の日程まで一緒に組むこと。1次と2次の間に直す時間がない分、エージェントのフィードバックは事前にすべて渡しきる必要があります。ベイカレントについては転職難易度、年収、組織図もあわせてご覧ください。
ベイカレントの1day選考会は、書類選考と適性検査を事前に通過した人が、休日の1日に麻布台ヒルズの本社で1次・2次の面接を対面で受ける選考の形である。休日を空けて臨むことで志望度の高さを行動で示せること、1日で終わること、1次から対面で話せること、準備をその日に集中できることが強みで、企業が前のめりに採用したい時期に開かれる。一方で、1次のフィードバックを直す時間がないため、直すべきことは事前にエージェントと直しておくことが欠かせない。
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