この記事の要点
- atama plusは2017年、全員が同じ授業を受ける構造の矛盾をAIで解こうと創業した。つまずきを遡って特定し個別に最適化する仕組みを、導入の障壁が低い塾から広げている。
- 全員が、同じ授業を受ける
- どこでつまずいたかを、遡る
- 学校ではなく、塾から
- 学びを、どう測るか
atama plusは、一人ひとりに違う教材を出すという発想の会社です。2017年、三井物産出身の稲田大輔が創業しました。
学校や塾では、同じ教室の全員が同じ授業を受けます。しかしつまずいている場所は一人ひとり違う。この矛盾を、AIで解こうとしています。
Founded2017年商社からの独立
Concept個別最適化一人ひとり違う教材
Field塾学校ではなく塾から
Chapter 01年表atama plusの歩み
2017創業稲田大輔が三井物産から独立
2017年〜塾向けにサービスを提供生徒ごとに最適な問題を出す
2020年代導入する塾が拡大大手塾チェーンでの採用
2020年代共通テスト対策などへ対応範囲を広げる
2020年代大型の資金調達非上場で成長
現在EdTechの代表格学習の個別最適化
Chapter 02問題全員が、同じ授業を受ける
数学が分からない理由は、人によって違います。分数でつまずいた人、方程式が苦手な人、図形が見えない人。
それでも授業は一つです。教える側の効率のために、学ぶ側が合わせる構造になっている。
一律の仕組みは、提供する側の効率のために作られる。受ける側の事情は、一律の中では扱えない。教育の構造
サイボウズの一律の人事制度、SAPの標準化。一律には効率があり、個別には効果がある。どちらを取るかの選択です。
Chapter 03技術どこでつまずいたかを、遡る
ある問題が解けないとき、原因はもっと前の単元にあることが多い。高校生が数学でつまずく原因が、中学の内容にあることもあります。
atama plusは、解答の内容からどこまで遡る必要があるかを推定し、その単元の問題を出します。
できることに時間をかけないことが、できないことに時間を使える条件です。
Chapter 04選択学校ではなく、塾から
学校への導入は、制度、予算、教員の負担など障害が多い。塾は導入の決裁が速く、成果が数字で見える。
成果が見えれば、次の塾も導入する。導入しやすい場所から始めて、実績を作るという順序です。
Chatworkの中小企業、ラクスの中小企業。導入の障壁が低い層から入るのは、新しい仕組みを広げる定石です。
Chapter 05現在地学びを、どう測るか
教育の成果は測りにくい。テストの点は一つの指標ですが、それがすべてではありません。
個別最適化が進むと、効率は上がります。しかし効率が上がることと、学ぶ力がつくことは同じかという問いは残る。
候補者の育成も同じです。早く成果を出すことと、長く伸びる力をつけることは、必ずしも一致しません。
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
候補者の育成を考えるとき早く成果を出すことと長く伸びる力をつけることは一致しません。どちらを優先するかを決めてください。
一律の仕組みを見直すとき一律には効率があり、個別には効果があります。どちらを取るかの選択です。
新しい仕組みを広げるとき導入の障壁が低い層から始めて実績を作るのが定石です。
KEY POINTS
この記事のポイント
1問題全員が、同じ授業を受ける数学が分からない理由は、人によって違います。分数でつまずいた人、方程式が苦手な人、図形が見えない人。
2技術どこでつまずいたかを、遡るある問題が解けないとき、原因は もっと前の単元 にあることが多い。高校生が数学でつまずく原因が、中学の内容にあることもあります。
3選択学校ではなく、塾から学校への導入は、制度、予算、教員の負担など障害が多い。塾は導入の決裁が速く、成果が数字で見える 。
この記事の情報源
- 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
よくある質問
A2017年に三井物産出身の稲田大輔が創業したEdTech企業です。AIで一人ひとりに最適な教材を出す学習の個別最適化を提供しています。
A数学が分からない理由は人によって違うにもかかわらず、授業は一律だからです。教える側の効率のために学ぶ側が合わせる構造でした。
A解答の内容から、どこまで前の単元に遡る必要があるかを推定し、その単元の問題を出します。
A学校は制度・予算・教員の負担など障害が多い一方、塾は導入の決裁が速く成果が数字で見えるためです。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
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株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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