この記事の要点
- Ubieは2017年、医師とエンジニアが対等に組んで創業した。診断はせず適切な受診につなげるという線引きを守りながら、医療機関と生活者の両側から同じ課題を解いている。
- 専門家と技術者が、対等に組む
- 受診が、遅れる
- 両側から、同じ課題を解く
- AIと、医療の境界
Ubieは、医師とエンジニアが対等に組んだ会社です。2017年、医師の阿部吉倫とエンジニアの久保恒太が共同で創業しました。
症状を入力すると関連する病気の情報が示される仕組みは、医療の知識と、それを動かす技術の両方がなければ作れません。
Founded2017年医師+エンジニア
Both両側医療機関と生活者
Issue受診の遅れ解こうとしている課題
Chapter 01年表Ubieの歩み
2017創業医師の阿部吉倫とエンジニアの久保恒太
2018年〜医療機関向けの問診システム受付での問診をデジタル化
2020年代生活者向けの症状検索「ユビー」として一般にも
2020年代製薬会社との連携適切な受診につなげる
2020年代海外展開米国など
現在医療機関と生活者の両側へ非上場で成長
Chapter 02体制専門家と技術者が、対等に組む
医療は専門性が極めて高く、外からの理解が難しい領域です。一方、技術がなければ仕組みは作れない。
どちらかが従属すると、現場に合わないか、技術的に成立しないかのどちらかになります。対等に組むことが、この領域の事業の条件です。
専門領域の事業では、専門家と技術者のどちらが偉いかを決めないことが成立の条件になる。共同創業の意味
ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫、メドレーの医師と経営者。異なる能力の対等な組み合わせが事業を作ります。
Chapter 03課題受診が、遅れる
症状が出ても、何科に行けばよいか分からない。調べても情報が信頼できるか判断できない。結果として受診が遅れ、病気が進行する。
Ubieが解こうとしているのは、この入口の問題です。診断ではなく、適切な受診につなげること。
診断はしないという線引きが明確です。医療行為との境界を守ることが、この事業の前提になります。
Chapter 04構造両側から、同じ課題を解く
医療機関向けの問診システムと、生活者向けの症状検索。同じ課題を両側から解いています。
医療機関側では問診の効率化、生活者側では受診の判断。両方が繋がれば、症状が出てから適切な治療に至るまでの経路が短くなる。
インフォマートの受発注、Visaの決済。両側を持つことで、間の流れ全体を改善できます。
Chapter 05現在地AIと、医療の境界
AIが医療でどこまで関与できるかは、各国で議論が続いています。診断は医師の行為であり、それを代替することは制度上認められていません。
だからUbieは「情報の提供」という位置に留まります。技術的にできることと、制度上やってよいことの境界を正確に理解することが、この領域の事業の条件です。
For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
専門領域の事業を評価するとき専門家と技術者が対等に組めているかを見てください。どちらかが従属すると現場に合わなくなります。
規制がある領域を支援するとき技術的にできることと制度上やってよいことの境界を正確に理解する必要があります。
入口の課題に着目するとき受診の遅れのように、本題の前段階に大きな課題があることがあります。
KEY POINTS
この記事のポイント
1体制専門家と技術者が、対等に組む医療は専門性が極めて高く、外からの理解が難しい領域です。一方、技術がなければ仕組みは作れない。
2課題受診が、遅れる症状が出ても、何科に行けばよいか分からない。調べても情報が信頼できるか判断できない 。
3構造両側から、同じ課題を解く医療機関向けの問診システムと、生活者向けの症状検索。同じ課題を両側から解いています 。
この記事の情報源
- 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
よくある質問
A2017年に医師の阿部吉倫とエンジニアの久保恒太が創業した、医療機関向けの問診システムと生活者向けの症状検索を提供する企業です。
A医療は専門性が高く外からの理解が難しい一方、技術がなければ仕組みは作れないためです。どちらかが従属すると成立しません。
Aしません。診断は医師の行為であり、Ubieは適切な受診につなげる情報の提供という位置に留まっています。
A医療機関向けの問診の効率化と生活者向けの受診の判断の両方に関わり、症状から治療までの経路全体を短くすることです。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
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株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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