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Founding Story

アイスタイルの​創業​ストーリー創業者​・​吉松徹郎と​山田​メユミ、​化粧品の​口​コミ​「@cosme」​で、​メーカーが​決めていた評価を​ユーザーの​手に​渡すまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • アイスタイルは1999年、化粧品の評価をメーカーからユーザーへ移す@cosmeで創業した。口コミが購買を動かす市場を作り、店舗へ広げて情報と購買の距離を縮めた。評価する立場と売る立場の二重性が常に問われている。
  • 誰が「良い化粧品」を決めていたのか
  • 口コミが力を持つと、何が起きるか
  • オンラインから、店舗へ
  • 情報の中立性を保つということ

アイスタイルは、化粧品の評価を、メーカーからユーザーの手に移した会社です。1999年、吉松徹郎と山田メユミが創業し、口コミサイト「@cosme」を立ち上げました。

それまで化粧品の良し悪しは、広告と美容雑誌が決めていました。タレントを起用し、大きな広告を打った商品が売れる。実際に使った人の評価は、どこにも集まっていなかったのです。

Founded1999年口コミサイトとして
Shift評価の主体メーカーからユーザーへ
Extendオンライン→店舗情報と購買を統合

Chapter 01年表アイスタイルの歩み

1999創業。「@cosme」を開設吉松徹郎と山田メユミが設立
2000年代口コミが購買に影響を持ち始めるランキングが売上を動かすように
2007東証マザーズに上場2012年に東証一部へ
2000年代後半店舗事業「@cosme STORE」オンラインの評価をリアル店舗へ
2020@cosme TOKYO(原宿)旗艦店として情報と購買を統合
現在口コミ・EC・店舗・メーカー支援化粧品業界の情報基盤

Chapter 02背景誰が「良い化粧品」を​決めていたのか

化粧品は、使ってみるまで自分に合うか分かりません。肌質も好みも人それぞれで、他人の評価が最も役に立つ商品です。

にもかかわらず、当時の情報源は広告と雑誌でした。広告費を多く払った商品が目立ち、実際の使用感は誰も教えてくれない。ここに情報の空白がありました。

@cosmeは、その空白を使った人の言葉で埋めました。評価の主体がメーカーからユーザーへ移ったことで、広告費で順位が決まらない市場が生まれます。

Chapter 03構造口コミが力を​持つと、何が​起きるか

ランキングが売上を動かすようになると、メーカーはそこを無視できなくなります。良い商品を作れば評価される一方、評価を操作しようとする動きも生まれる。

口コミの価値は、操作されていないという信頼にある。その信頼が崩れた瞬間、資産はゼロになる。口コミプラットフォームの構造

この脆さは、食べログ、オープンワーク、転職の口コミサイトすべてに共通します。エージェントが企業の評判情報を扱うときも、その情報が誰の意図で書かれたかを考える必要があります。

Chapter 04展開オンラインから、店舗へ

アイスタイルは口コミサイトから実店舗へ進みました。逆の流れは多いですが、オンラインで評価を持つ会社が店を開く例は多くありません。

理由は明快で、化粧品は試したい商品だからです。評価を見て気になったものを、その場で試せる。情報と購買の距離を縮めることが店舗の役割になっています。

さらに店舗は、メーカーにとってのテスト場にもなります。どの商品が手に取られ、どれが買われるか。オンラインの評価とリアルの行動を両方持つことが、データとしての価値を生んでいます。

Chapter 05現在地情報の中立性を​保つということ

アイスタイルはメーカーから広告費も受け取り、商品も販売します。評価する立場と、売る立場を同時に持つ構造です。

この利益相反をどう扱うかが、信頼の条件になります。人材紹介も同じで、企業から報酬を受け取りながら候補者に助言する。立場の二重性を隠さず説明できるかが問われます。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
企業の口コミ情報を扱うとき

その情報が誰の意図で書かれたかを考えてください。退職者の口コミは一面的で、そのまま渡すのではなく背景を補う役割があります。

利益相反を説明するとき

企業から報酬を得ながら候補者を支援する立場を、隠さず説明できることが信頼の条件です。

情報から行動への距離を考えるとき

候補者が情報を得てから応募するまでの距離を縮める工夫(面談、見学、カジュアル面談)が、決定率を変えます。

KEY POINTS
この記事のポイント
1背景誰が「良い化粧品」を決めていたのか化粧品は、使ってみるまで自分に合うか分かりません。肌質も好みも人それぞれで、 他人の評価が最も役に立つ商品 です。
2構造口コミが力を持つと、何が起きるかランキングが売上を動かすようになると、メーカーはそこを無視できなくなります。良い商品を作れば評価される一方、 評価を操作しようとする動き も生まれる。
3展開オンラインから、店舗へアイスタイルは口コミサイトから実店舗へ進みました。逆の流れは多いですが、 オンラインで評価を持つ会社が店を開く 例は多くありません。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
アイスタイルの創業者は誰ですか?
A
吉松徹郎と山田メユミです。1999年に創業し、化粧品の口コミサイト「@cosme」を立ち上げました。
Q
@cosmeは何を変えましたか?
A
化粧品の評価の主体を、広告と雑誌からユーザーへ移しました。広告費で順位が決まらない市場を作った点が大きな変化です。
Q
口コミプラットフォームの弱点は?
A
操作されていないという信頼の上に成り立つため、その信頼が崩れると資産がゼロになる点です。
Q
評価する立場と売る立場を両方持つ問題は?
A
利益相反が生じます。隠さずに説明し、基準を明確にすることが信頼を保つ条件になります。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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