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ゴールドマン・​サックスの​転職​・​中途採用外資投資銀行の​頂点に、​日本から入るということ|​部門別の​年収​・​選考​・​キャリアの​現実​【2026​年版】​

2026.09.10 更新|THE AGENT編集部

ゴールドマン・サックスは、1869年にニューヨークで創業した投資銀行です。日本には1974年に進出し、東京オフィスは外資系投資銀行の中で最大級の規模と歴史を持ちます。M&Aアドバイザリー、株式・債券の引受、トレーディング、資産運用。資本市場のあらゆる機能を担い、日本の大型M&Aや上場案件の多くに関わってきました。

非上場の日本法人のため年収は公開されていませんが、アナリスト(新卒〜3年目)で1,300〜1,800万円、アソシエイトで2,000〜3,000万円、VP以上で3,000万円超が目安です。日系証券の総合職(900〜1,500万円)とは報酬の桁が異なります。

この記事では、部門構造とそれぞれの仕事、報酬の実態、外資IBD特有の選考、Up or Outとアルムナイ、そして「日系ではなく外資を選ぶ」ことの意味をエージェント視点で整理します。

Summary
  • 日本進出は1974年。外資系投資銀行で最大級の東京オフィス。
  • 年収はアナリスト1,300〜1,800万円、アソシエイト2,000〜3,000万円、VP以上3,000万円超(推定)。賞与の比率が極めて高い。
  • 選考は複数の面接官が連続で面接する「スーパーデー」形式。部門ごとに求める資質が違う。
1974年
日本進出
1,300〜1,800万円
アナリスト年収
(推定)
3,000万円超
VP以上の年収
(推定)
スーパーデー
選考形式

Chapter 130秒でわかるゴールドマン|部門で仕事がまったく違う

ゴールドマン・サックスの東京オフィスは、大きくフロント部門とミドル・バック部門に分かれます。フロントは収益を直接生む部門、ミドル・バックはそれを支える部門です。

投資銀行部門(IBD)。M&Aアドバイザリー、株式・債券の引受。企業の資本戦略に関わる、最も「投資銀行らしい」部門です。グローバル・マーケッツ。株式・債券・為替のセールス&トレーディング。機関投資家との取引を担います。アセット&ウェルス・マネジメント。機関投資家・富裕層の資産運用。リサーチ。企業・市場の調査分析。

オペレーション、エンジニアリング、コンプライアンス、リスク、ファイナンス。ミドル・バック部門も規模が大きく、特にエンジニアリング(テクノロジー)は近年採用を強化しています。「ゴールドマンに入る」と言っても、どの部門かで仕事も年収も選考もまったく違う。この理解が出発点です(投資銀行への転職)。

年出来事
1869年ニューヨークで創業
1974年東京オフィスを開設
1999年NY証券取引所に上場(本社)
2000年代日本の大型M&A・IPOで主幹事を多数務める
2010年代テクノロジー部門を強化。エンジニア採用を拡大
2020年代日本でウェルス・マネジメント、アセットマネジメントを拡大

Chapter 2年収分析|報酬の桁が違う理由

外資投資銀行の報酬は、基本給+賞与で構成され、賞与の比率が極めて高いのが特徴です。フロント部門では賞与が基本給と同額か、それ以上になることも珍しくありません。

職位はアナリスト → アソシエイト → ヴァイス・プレジデント(VP) → マネージング・ディレクター(MD) → パートナー。アナリストで1,300〜1,800万円、アソシエイトで2,000〜3,000万円、VPで3,000〜5,000万円、MDは1億円超も。日系証券の総合職とは桁が違います。

ただし、この報酬は労働時間と成果への要求と引き換えです。特にIBDのジュニア層は長時間労働が常態化し、Up or Outの文化で数年ごとに人が入れ替わります。ミドル・バック部門は報酬水準がフロントより低い一方、働き方は比較的落ち着いています。

階層年収レンジ(目安)備考
アナリスト(1〜3年目)1,300〜1,800万円新卒・若手中途の入口
アソシエイト2,000〜3,000万円MBA・中途の主戦場
VP3,000〜5,000万円案件責任者
MD以上1億円〜上限なし
ミドル・バック部門800〜2,000万円部門・職位により幅

Chapter 3事業と未来|日本市場での拡大

Business Model収益構造を一枚で

日本進出

1974年

外資IB最大級

職位

5階層

アナリスト→パートナー

報酬

賞与比率が高い

フロントは基本給と同額以上

ビジネスモデル|企業と投資家をつなぎ、成立に報酬を得るお金モノ・サービス人・情報

企業・発行体

M&A・資金調達

アドバイザリー・引受手数料
案件情報
M&A助言・引受・執行

ゴールドマン・サックス

IBD・マーケッツ・運用

販売・トレーディング・運用
市場アクセス・リサーチ
投資資金・運用報酬

機関投資家・富裕層

株式・債券・運用商品

部門構成(日本オフィス・概算)
25%
30%
15%
30%
IBD 25%グローバル・マーケッツ 30%アセット&ウェルス 15%ミドル・バック・テクノロジー 30%

※数値は有価証券報告書・決算資料・採用ページなどの公表値と、転職エージェント各社の調査に基づく概算です。非上場企業の年収は公開情報・口コミをもとにした目安です(2026年9月時点)。

収益はアドバイザリーフィー(M&A)、引受手数料(IPO・増資・社債)、トレーディング収益、運用報酬から成ります。日本では、企業のM&A活発化、コーポレートガバナンス改革による資本市場の動き、PEファンドの拡大が追い風です。

近年の変化はウェルス・マネジメントとアセットマネジメントの拡大です。富裕層向けの資産運用、機関投資家向けの運用商品を日本で強化しており、フロント部門の採用もこの領域で増えています。

テクノロジーへの投資も大きく、エンジニアリング部門はグローバルで数千人規模。日本でも、トレーディングシステム、リスク管理、データ基盤を担うエンジニアの採用が続いています。「投資銀行=金融の人」というイメージは、すでに実態とずれています。

Chapter 4採用・選考|スーパーデーと部門別の資質

外資投資銀行の選考は「スーパーデー」と呼ばれる形式が一般的です。1日に複数の面接官(5〜8人)が連続で面接し、部門のメンバーがそれぞれの視点で候補者を評価します。

IBD。財務モデリング、バリュエーション(DCF・マルチプル)、M&Aプロセスの理解が問われます。日系証券のIBD、FAS、戦略コンサル、PE出身者が中心です。マーケッツ。市場観、数字への強さ、プレッシャー下での判断。エンジニアリング。コーディング、システム設計、金融への関心。

共通して見られるのは英語力(グローバルの上司・同僚と日常的に働く)とプレッシャー耐性です。エージェントとして伝えるべきは、「日系ではなく外資を選ぶ」ことの意味。報酬は桁違いだが、労働時間・Up or Out・グローバルの組織再編リスクも桁違い。この両面を理解した候補者だけを送り出すべきです(外資系企業への転職)。

面接の定番質問

IBD:「DCFで企業価値を算定してください」「このM&Aの妥当性をどう評価するか」。マーケッツ:「今の市場をどう見るか」。全部門:「なぜゴールドマンか」「プレッシャー下でどう動いたか」。英語での面接があります。

Chapter 5転職エージェント視点のおすすめポイント

推薦しやすいのは、①日系証券・銀行のIBD・マーケッツ経験者 ②FAS・戦略コンサル・PE出身者 ③金融システム・クオンツのエンジニア ④MBA取得者。

候補者に伝えるべきは、「どの部門か」で仕事も年収も選考も違うことと、報酬の高さは労働時間・Up or Out・組織再編リスクとセットだということです。日系証券との比較で、何を得て何を失うかを整理しておく必要があります。

日系証券の野村・大和、投資銀行のキャリアは投資銀行への転職、外資系全般は外資系企業への転職もあわせてご覧ください。

Conclusionまとめ|報酬の桁と、引き換えにするもの

  • 1974年進出、外資投資銀行で最大級の東京オフィス。IBD・マーケッツ・運用・テクノロジーと部門で仕事がまったく違う
  • 年収はアナリスト1,300〜1,800万円、VP以上3,000万円超(推定)。賞与の比率が極めて高い
  • 選考はスーパーデー形式。英語力とプレッシャー耐性が共通で問われ、Up or Outと組織再編リスクは報酬とセット

「どの部門か」を特定し、報酬と引き換えにするものを理解した候補者だけを送り出してください。

よくある質問​(FAQ)

Q
ゴールドマン・サックスの年収はどれくらいですか?
A
日本法人は非上場のため推定ですが、アナリストで1,300〜1,800万円、アソシエイトで2,000〜3,000万円、VPで3,000〜5,000万円、MDは1億円超が目安です。賞与の比率が極めて高く、フロント部門では基本給と同額以上になることもあります。
Q
どんな部門がありますか?
A
投資銀行部門(IBD)、グローバル・マーケッツ、アセット&ウェルス・マネジメント、リサーチのフロント部門と、オペレーション・エンジニアリング・コンプライアンス・リスク・ファイナンスのミドル・バック部門があります。部門で仕事も年収も選考も異なります。
Q
選考はどのように行われますか?
A
スーパーデーと呼ばれる、1日に複数の面接官が連続で面接する形式が一般的です。IBDでは財務モデリングとバリュエーション、マーケッツでは市場観と数字への強さが問われ、英語での面接もあります。
Q
日系証券との違いは何ですか?
A
報酬は桁違いに高い一方、労働時間・Up or Outの文化・グローバルの組織再編リスクも大きい点です。日系証券の総合職(900〜1,500万円)と比べて何を得て何を失うかを整理する必要があります。
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