PKSHA Technologyは、自然言語処理や機械学習などのAIを企業の課題解決に実装する、東証プライム上場のAI企業です。2025年9月期の売上収益は217億円(前年度比28.9%増)、連結の従業員数は1,001名です。
AI企業として知名度の高いPKSHA Technologyは、エンジニアだけでなく、セールスやカスタマーサクセスにとっても人気の転職先です。一方で、有価証券報告書の平均年収は1年で大きく変わっており、数字の読み方を間違えやすい会社でもあります。
この記事では、公式の採用情報・求人票・プレスリリースなどの公開情報をもとに、PKSHA Technologyの年収・働き方・キャリア・採用を、エージェントの視点で整理します。数字には出どころを明記し、公表されていないことは推測で埋めません。
PKSHA Technologyについて検索すると、「やばい」「やめとけ」「激務」といった言葉が一緒に出てきます。こうした言葉の多くは、個人の体験や一部の職種の話が広がったものです。ここでは、よく言われることを、公開されている事実と照らし合わせて整理します。
| よく言われること | 実際のところ | 根拠 |
|---|---|---|
| 激務 | コアタイムなしのフルフレックスの求人が多く、時間の自由度は高い。部署によってはコアタイム・裁量労働もある | 公式求人の記載 |
| 年収が下がっている | 平均年収は1,125万円→922万円。ただし単体の従業員が120名→366名に増えた組織の変化による面が大きい | 有価証券報告書 |
| やめとけ(勤続年数が短い) | 平均勤続は1.5年。これも単体の人数が約3倍に増えた影響を受けている | 有価証券報告書 |
| 業績が不安 | 売上217億円(+28.9%)、営業利益率24.3%と好調 | 決算短信 |
PKSHAの求人は、コアタイムのないフルフレックスや裁量労働制が中心で、働く時間は自分で組み立てる前提です。残業時間の全社平均は公表されていないため、応募する部署の働き方を面接で確かめるのがおすすめです。
結論として、数字の変化だけを見ると不安に見えますが、多くは組織の再編と急拡大によるもので、「やばい会社」を示すものではありません。
PKSHA Technologyは、アルゴリズムを企業のソフトウエアとして実装することを事業の中心にしています。事業は大きく2つのセグメントに分かれます。
| 事業 | 内容 | 従業員数(連結) |
|---|---|---|
| AI Research & Solution | 大企業ごとの課題に合わせて、AIを組み込んだソフトウエアを開発する | 656名 |
| AI SaaS | 対話エンジンなど、自社のAIプロダクトを多くの企業に提供する | 300名 |
| 全社(共通) | 管理部門など | 45名 |
出所:株式会社PKSHA Technology 2025年9月期 決算短信・有価証券報告書。
出所:有価証券報告書(2025年9月30日現在)。
有価証券報告書によると、2025年9月期の平均年間給与は922万円です。前期は1,125万円でしたが、この1年で単体の従業員数が120名から366名へ約3倍に増えています。平均勤続年数も1.5年と短くなっており、組織の構成が大きく変わったことを踏まえて読む必要があります。平均年収の下落を、そのまま「待遇が下がった」と読むのは早計です。
| 職種(公開求人の例) | 年収レンジ |
|---|---|
| ソフトウエアエンジニア(AI Solution) | 700万〜1,400万円 |
| ソフトウェアエンジニア(AI SaaS) | 700万〜1,300万円 |
| アルゴリズムエンジニア(機械学習・データサイエンス) | 600万〜1,400万円 |
| PdM(AI SaaS) | 800万〜1,400万円 |
| SRE(AI SaaS) | 700万〜1,400万円 |
| UI/UXデザイナー(AI SaaS) | 700万〜1,300万円 |
| AI SaaSセールス | 800万〜1,250万円 |
出所:転職サイト・スカウトサービスに掲載された同社の求人。求人の時期によってレンジは異なる。
PKSHAの求人では、コアタイムのないフルフレックスや、出社とリモートのハイブリッド勤務が多く見られます。一方で、AI Solutionのエンジニアの一部の求人では「フレックスまたは裁量労働制、コアタイム10時〜15時」と記載されており、部署によって制度が異なります。応募する求人の記載を確かめてください。
PKSHAのキャリアの特徴は、性質の違う2つの事業の間で経験を広げられることです。求人では、プライム上場の安定した基盤がありながら、0→1、1→10、10→100の幅広いフェーズを選べる環境だと説明されています。
| 事業 | 身につく経験 | こんな人に |
|---|---|---|
| AI Solution | 大企業の課題をAIで解く。アルゴリズムの提案から実装・社会実装まで | 最先端の技術を、現実の事業に落とし込みたい人 |
| AI SaaS | 自社プロダクトの開発・販売・定着。複数プロダクトの立ち上げ | プロダクトを伸ばす仕事をしたい人 |
目標や責任範囲は、事業やプロダクトのフェーズ、本人のスキルに合わせて個別の面談で話し合って決めるスタイルだと、PdMの求人に書かれています。
PKSHAは、エンジニア・PdM・デザイナーなどの技術職に加え、AI SaaSのセールス、カスタマーサクセス、セールスエンジニアなどのビジネス職も採用しています。
| 職種 | 求められやすいこと |
|---|---|
| エンジニア | Pythonなどでの開発経験、チーム開発経験。英語のドキュメントを読めること(SREの例) |
| カスタマーサクセス | SaaSでの顧客のオンボーディングやアップセルの経験。マネージャーはチームの採用・評価も担う |
| セールス・セールスエンジニア | 大手企業へのソリューション提案。AIの価値を業務の言葉に翻訳できること |
| 向いている人 | 慎重に考えたい人 | |
|---|---|---|
| 仕事 | AIの技術を、現実の業務や事業に落とし込みたい | 研究そのものだけに専念したい |
| 働き方 | フルフレックスで自分で時間を組み立てられる | 決まった時間・決まった場所で働きたい |
| 環境 | 急拡大する組織で役割を広げたい | 変化の少ない安定した組織を求める |
| 年収 | 専門性で評価され、高いレンジを目指したい | 年功で安定して上がる制度を求める |
出典:株式会社PKSHA Technology 2025年9月期 決算短信・有価証券報告書/同社の求人(リクルートエージェント、Green、リクルートダイレクトスカウト掲載分)。数値は各出典の記載時点のもので、最新の条件は公式の求人でご確認ください。本記事はPKSHA Technologyの監修を受けたものではありません。
PKSHA Technologyは、AI SolutionとAI SaaSの2つの事業で成長を続ける東証プライム上場のAI企業である。平均年収922万円は、単体の従業員数が3倍になった組織の変化とあわせて読む必要がある。フルフレックス中心の柔軟な働き方と、0→1から10→100まで選べるキャリアが魅力で、AIを現実の事業に実装したい人に向いている。
記事の内容を前提にして、あなたの状況に合わせた答えをAIに出させます。質問を入れて「ChatGPTで相談」または「Claudeで相談」を押すと、記事の要点と質問がセットになった状態で開きます。