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サントリーの​転職​・​中途採用売上​3​兆円超​・​「やってみなはれ」​の​総合飲料​グループを​徹底解説​【2026​年版】​

2026.09.07 更新|THE AGENT編集部

サントリーは、1899年に鳥井信治郎が大阪で創業して以来127年、非上場のまま日本を代表する総合飲料グループへ成長した会社です。2025年12月期の連結売上収益は酒税込みで3兆4,325億円(酒税控除後3兆701億円)、営業利益2,212億円、グループ企業259社・従業員41,628人。「山崎」「響」に代表されるジャパニーズウイスキーは世界市場で最も評価される日本のブランドの一つになりました。

2025年は原材料高と一時要因で調整後営業利益2,843億円(前年比−10.4%)、当期利益866億円(同−50.8%)と踊り場を迎え、2026年は副社長だった木村氏が社長に就任する新体制で「昨年を上回る売上・利益」を掲げてスタートしています。

この記事では、酒類・飲料・食品の事業構造、有価証券報告書ベースの年収、創業から続く「やってみなはれ」の文化、キャリア採用の狙い目と選考対策までを解説します。

Summary
  • 2025年12月期は連結売上収益3兆4,325億円(酒税込)・営業利益2,212億円。非上場ながら有報を開示し、グループ259社・41,628人を擁する。
  • 平均年収は1,222万円(2024年12月期有報・平均年齢44.8歳・提出会社ベース)で、食品・飲料業界の最上位。ただし事業会社ごとに水準は異なる。
  • 採用の軸はジャパニーズウイスキーの海外展開・サントリー食品の成長・ウエルネス。文化は「やってみなはれ」。挑戦の物語を語れる候補者が通る。
3.43兆円
連結売上収益
(2025年12月期・酒税込)
2,212億円
連結営業利益
(2025年12月期・IFRS)
1,222万円
平均年収
(2024年12月期有報・44.8歳)
41,628人
連結従業員数
(2025年12月末)

Chapter 1どんな会社か|酒類・飲料・食品の三本柱と非上場という選択

サントリーグループの事業は、①酒類(ウイスキー・ビール・RTD。米ビーム社を買収したビーム・サントリーを含む)②飲料・食品(上場子会社サントリー食品インターナショナル。伊右衛門・BOSS・サントリー天然水)③健康食品・外食などその他、の三本柱です。純粋持株会社サントリーホールディングスは非上場で、創業家の理念を軸に長期投資ができる体制を維持しています。

非上場であることは転職者にとって二つの意味を持ちます。四半期の株価に縛られず「やってみなはれ」の長期挑戦を許容できること。そして、株式報酬がなく処遇は給与・賞与中心で設計されること。年収の章で詳述します。

セグメント主な事業・ブランド状況
酒類山崎・響・角・TOKI/ザ・プレミアム・モルツ/ビーム・サントリー(ジムビーム等)ジャパニーズウイスキーは世界的な需要超過。海外がけん引
飲料・食品サントリー食品インターナショナル(上場)/伊右衛門・BOSS・天然水売上約1.8兆円・利益率9%台の安定成長事業
健康食品セサミン等のウエルネス事業通販型の高収益領域
その他外食・スポーツ・文化事業ブランド価値の土台

Chapter 2現在地|2025年の踊り場と2026年の新体制

2025年12月期は売上こそ3兆円台を維持したものの、調整後営業利益2,843億円(−10.4%)、当期利益866億円(−50.8%)と減益でした。原材料・物流コストの上昇に加え、一時的な要因が重なった年です。一方でウイスキーはインドなど新興市場での伸長が続き、飲料はサントリー食品が堅調構造的な弱さではなく、コストと一時要因の年と読むのが妥当です。

2026年は新社長体制の初年度として「昨年を上回る売上・利益」を公言。パーパス「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす」のもと、生活者起点でバリューチェーンを再構築する方針です。減益期の翌年は、事業立て直しに関わるポジションの中途採用が動きやすい局面でもあります。

Chapter 3年収のリアル|有報1,222万円の読み方

有価証券報告書ベースの平均年間給与は1,222万円(2024年12月期・平均年齢44.8歳)。これは提出会社サントリーホールディングス(単体約1,557名)の数字で、持株会社に所属する管理・企画中心の社員の平均です。事業会社(サントリー、サントリー食品など)で働く場合、職種・等級で水準は変わります。

とはいえ食品・飲料業界で最上位クラスの処遇であることは事実で、賞与は業績連動、住宅補助や社員向け制度も厚い伝統的な設計です。中途入社時の等級設定が年収を決める点は他の大手と同様で、前職年収と役割で提示レンジが決まります。

階層(目安)年収レンジ(目安)備考
若手(20代後半)600〜800万円事業会社の総合職
中堅・主任クラス(30代)850〜1,100万円中途の主戦場
課長級(管理職)1,200〜1,500万円裁量労働・業績連動賞与
部長級以上1,600万円〜事業責任層

Chapter 4キャリア採用の狙い目|海外・食品・ウエルネス・DX

採用が厚い領域は4つ。①海外・ウイスキー:ビーム・サントリーとの連携、新興国市場のマーケティング・営業。②飲料(サントリー食品):ブランドマーケ、SCM、営業企画。③ウエルネス:通販・データマーケ・商品開発。④DX・コーポレート:デジタル、財務、法務、人事。

異業種からは、消費財メーカーのマーケター、商社の海外営業、SaaS・EC出身のデジタル人材が接続しやすい構造です。「サントリーの商品が好き」だけでは足りず、どの事業の何の課題に自分の経験が効くかまで具体化することが、志望動機の質を決めます。

Chapter 5選考対策|「やってみなはれ」を自分の経験で語る

サントリーの選考で一貫して問われるのは、創業者の言葉「やってみなはれ」。失敗を恐れず挑戦する姿勢を、自分の経験の中で示せるかです。面接では、①これまでで最も難しかった挑戦とその結果 ②失敗から学んだこと ③なぜサントリーで、どの事業で、何を成し遂げたいか、が定番です。

文化との相性も見られます。「利益三分主義」(事業の利益を社会・顧客・事業に還元する考え)や、文化・社会貢献活動を重んじる価値観に共感しているかは、志望動機の深さに直結します。挑戦の物語と、文化への共感の両方を用意してください。

面接の定番質問

「最も難しかった挑戦は?」「なぜサントリーで、どの事業で、何をしたいか」「失敗から何を学んだか」。数字と行動で語れる準備を。営業職はThe Process.で実績をプロセス分解しておくと有効です。

Chapter 6働き方とカルチャー|挑戦を許容する老舗

非上場の長期経営と創業家の理念が、挑戦を許容する文化を支えています。一方で、127年の歴史を持つ大企業らしい階層と合意形成のプロセスもあり、「ベンチャーのようなスピード」を期待すると齟齬が出ます。挑戦は歓迎されるが、社内で合意を取りながら進める作法が求められる会社です。

勤務地は東京・大阪を中心に全国の営業拠点・工場。転勤の可能性は総合職なら前提です。福利厚生・休暇制度は伝統的大企業の水準で、長期就業を前提とした設計になっています。

Chapter 7転職エージェント視点のおすすめポイント

エージェントとして推薦しやすいのは、①消費財・飲料のブランドマーケティング経験者 ②海外営業・商社出身のグローバル人材 ③デジタル・データ領域の専門職 ④財務・法務・人事のコーポレート専門職です。ブランド力による志望度の高さは強みですが、その分「商品が好き」レベルの志望動機が多く、差別化は事業課題への具体的な接続で作ります。

候補者への説明では、平均年収1,222万円が持株会社ベースであることを必ず添え、事業会社での提示レンジは等級で決まると伝えてください。同業比較はアサヒ・キリンのページをあわせてどうぞ。

Conclusionまとめ|挑戦の文化と最上位の処遇を、事業課題で語る

  • 売上3兆円超・営業利益2,212億円、非上場の長期経営で「やってみなはれ」を貫く総合飲料グループ
  • 平均年収1,222万円(持株会社ベース)は業界最上位。事業会社は等級で決まる
  • 狙い目は海外ウイスキー・飲料・ウエルネス・DX。志望動機は事業課題への具体的接続で差がつく

2025年の減益と2026年の新体制という転換点は、立て直しに関わるポジションが動く局面でもあります。挑戦の物語と文化への共感を、数字と行動で語れる候補者を送り出してください。

よくある質問​(FAQ)

Q
サントリーの平均年収はいくらですか?
A
有価証券報告書ベースで平均年収は約1,222万円です。持株会社・提出会社ベースの数値であり、事業会社や職位・職種で水準は異なります。本ページの年収の章で構造とあわせてご確認ください。
Q
サントリーの転職難易度は高いですか?
A
応募が集まりやすい大手であり、経験の再現性と志望動機の具体性(どの事業で何を担うか)が問われます。本ページの選考対策の章をご参照ください。
Q
サントリーはどのような中途採用を行っていますか?
A
職種別のキャリア採用が中心で、募集領域は時期により変動します。本ページのキャリア採用の章で狙い目の領域を整理しています。最新の募集は公式採用ページと担当エージェントでご確認ください。
Q
エージェントとしてサントリーの候補者を支援するポイントは?
A
知名度や年収だけで訴求せず、事業構造と現在の経営局面に候補者の経験を接続して語ることが有効です。本ページのエージェント視点の章をご参照ください。
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