Eight Career Designの母集団は「転職したい人」ではなく「名刺交換をするビジネスパーソン」です。転職サイトに存在しない潜在層・役職者に届く構造と、競合スカウトの少なさ:1通の丁寧さが最も報われる媒体です。
※本記事の数値・仕様は公式サイトおよび公開情報に基づきます(2026年9月時点)。料金の詳細は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式にご確認ください。
Eight Career Designは、Sansan株式会社が2019年から提供する、名刺アプリ「Eight」のユーザーにスカウトを送れるダイレクトリクルーティングサービスです。Eightのユーザーは400万人を超え(公式HP出典の公開情報)、年間36万人ペースで増加。名刺情報(所属企業・役職)がプロフィールの基盤のため、ユーザーの約55%が課長職以上という、転職媒体ではあり得ない役職構成を持ちます。
東京海上日動・Netflix・Panasonicといった大手からスタートアップまでの導入事例が紹介されており、「採用市場に出ていない人に会う」という一点で独自の地位を築いています。
名刺アプリEight公式を見る(企業向け案内あり)→
転職サイトの登録者には、他社のスカウトが同時に殺到します。一方Eightのユーザーは名刺管理のためにアプリを使っており、転職活動をしていない潜在層が中心。受信箱に競合スカウトがほぼ積まれていない。公式が「戦わずして採用成功」と表現する所以です。
会社名・フリーワードでの検索により「◯◯社の△△部門にいた人」というピンポイント発掘ができるのも名刺データならでは。さらに候補者とつながりのある自社社員が見える機能があり、スカウトとリファラル(リファラル設計の記事)を同じ基盤で回せます。
料金は成果報酬なしの月額型です。サービス開始時のリリースでは月額10万円〜と発表され、公開解説では月額12万円〜・契約6ヶ月といった構成も紹介されていますが、現行の正確な金額は要問い合わせです。何名採用しても成果報酬ゼロという設計は、複数名・継続採用ほど有利になります。
運用の前提は「時間がかかる」ことです。潜在層への種まきなので、転職顕在媒体のような即効性はありません。今月の採用はビズリーチ等の顕在媒体で、半年後の採用をEightで仕込む。チャネルポートフォリオ(設計の記事)の中で時間軸の役割を与えるのが正しい位置づけです。
| 項目 | 内容(公開情報ベース) |
|---|---|
| 基盤 | 名刺アプリEight・ユーザー400万人超 |
| 役職構成 | 約55%が課長職以上 |
| 料金 | 月額型・成果報酬なし(公開解説で月額10万円〜と紹介) |
| 独自機能 | 名刺情報での検索/社員のつながり可視化(リファラル連携) |
| 時間軸 | 潜在層向け:中長期の仕込みチャネル |
当サイトの媒体別分析(スカウト戦略)で書いた通り、この媒体の鉄則はLinkedInと同じくいきなり求人を送らないことです。相手は転職モードにいません。名刺・所属の文脈:「◯◯業界で△△のご経験をお持ちの方に」。から入り、キャリアの情報交換を出口にする2段設計が正解です。
競合が少ない受信箱では、1通の丁寧さがそのまま差別化になります。役職者が多い母集団に合わせ、ミドル向けの対等な文体(ミドル支援の作法)で、なぜあなたに連絡したかを具体的に。潜在層の育成という意味では、ナーチャリング(こちらの記事)の思想がそのまま適用できる媒体です。
Eight Career Designは、名刺400万人・課長職以上55%という他にない母集団の、競合の少ない受信箱に届く月額型サービス。即効性はないが、名刺の文脈から入る丁寧な2段設計と中長期の仕込みで、転職市場に出てこない人材を「戦わずして」採れる。顕在媒体と時間軸で役割分担させるポートフォリオの一角として、独自の価値を持つ。
記事の内容を前提にして、あなたの状況に合わせた答えをAIに出させます。質問を入れて「ChatGPTで相談」または「Claudeで相談」を押すと、記事の要点と質問がセットになった状態で開きます。