読者別経営者向けマネージャー向けプレイヤー向け保存した記事
THE AGENT›読者別›カオナビの創業ストーリー
Founding Story

カオナビの​創業​ストーリー創業者​・​柳橋仁機、​人事​コンサルタントが​「社員の​顔と​名前を​並べる」​タレントマネジメントを​作るまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • カオナビは2008年、顔と名前が一致しないという単純な問題から創業した。表計算の中で使われていなかった人事データを顔写真で可視化し、日本になかったタレントマネジメントという市場を作った。
  • 人事のデータは、なぜ使われなかったのか
  • 顔写真を並べる、という発明
  • タレントマネジメントという言葉
  • 人事データの、その先

カオナビは、社員の顔と名前が一致しないという、ごく単純な問題から生まれました。2008年に柳橋仁機が創業し、顔写真が並ぶ人材管理システムを作ります。

人事のデータは表計算ソフトの中にありました。名前と番号と数字の羅列。そこに人の顔はない。人を扱う仕事なのに、人が見えない状態でした。

Founded2008年顔が見えない人事への違和感
Design顔写真データの見せ方を変える
Marketタレントマネジメント市場そのものを作った

Chapter 01年表カオナビの歩み

2008創業柳橋仁機が設立
2012「カオナビ」を提供開始顔写真が並ぶ人材管理システム
2010年代タレントマネジメントの市場が形成人事データを経営に使う考え方が広がる
2019東証マザーズに上場人事SaaSの一角として
2020年代評価・配置・育成へデータの使い道を広げる
現在タレントマネジメントの代表格人事情報の可視化

Chapter 02背景人事のデータは、​なぜ使われなかったのか

ほとんどの会社は、社員の情報を持っています。経歴、評価、スキル、異動履歴。しかしそれは表計算ソフトの中にあり、誰も見ない。

理由は、見ても分からないからです。行と列の数字から、その人がどんな人かは浮かびません。データがあることと、使えることは別です。

情報が使われない原因は、量ではなく見せ方にあることが多い。見た瞬間に分かる形にするだけで、同じデータが意思決定に使われ始める。データの可視化

Chapter 03設計顔写真を​並べる、​という発明

カオナビの画面は、社員の顔写真がタイル状に並びます。技術的には難しくありません。難しいのは、それをやろうと思うことです。

顔が並ぶと、人事の会話が変わります。「営業部の30代でマネジメント経験がある人」を探すとき、リストではなく顔で見る。抽象的な条件が、具体的な人に変わる。

これは人材紹介にも通じます。候補者を「30歳・営業・年収500万」と扱うか、一人の人として扱うか。データの見せ方が、扱い方を変えます。

Chapter 04市場タレントマネジメントという言葉

創業時、日本に「タレントマネジメント」という市場はありませんでした。人事システムといえば給与計算か勤怠管理で、人材の情報を経営に使うという発想自体が新しかった。

市場がないところで事業を作るには、概念の説明から始める必要があります。セコムの警備、パソナの派遣、タナベのコンサルと同じ局面です。市場を作る側に回ると、その市場の代名詞になれます。

Chapter 05現在地人事データの、その先

データが揃うと、次は「それをどう使うか」が問われます。配置の最適化、離職の予測、育成計画。可視化の次は、判断の支援です。

ここには難しさもあります。データに基づく配置や評価は、効率的である一方、人を数値で扱うことへの抵抗を生みます。人事は、最も定量化しにくい領域であることを前提にした設計が要ります。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
候補者の情報の扱い方を見直すとき

年齢・職種・年収という条件で扱うか、一人の人として扱うか。データの見せ方が扱い方を変えます。

顧客企業の人事を理解するとき

どんな人事システムを使い、どこまでデータを活用しているかは、その企業の人への向き合い方を示します。

市場がない領域に入るとき

概念の説明から始める必要がありますが、市場を作る側に回るとその市場の代名詞になれます。

KEY POINTS
この記事のポイント
1背景人事のデータは、なぜ使われなかったのかほとんどの会社は、社員の情報を持っています。経歴、評価、スキル、異動履歴。
2設計顔写真を並べる、という発明カオナビの画面は、社員の顔写真がタイル状に並びます。難しいのは、 それをやろうと思うこと です。
3市場タレントマネジメントという言葉創業時、日本に「タレントマネジメント」という市場はありませんでした。人事システムといえば給与計算か勤怠管理で、 人材の情報を経営に使う という発想自体が新しかった。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
カオナビはどのようなサービスですか?
A
社員の顔写真が並ぶ形で人材情報を可視化するタレントマネジメントシステムです。2008年に柳橋仁機が創業しました。
Q
顔写真を並べることの意味は?
A
リストの数字では人が浮かびませんが、顔で見ると抽象的な条件が具体的な人に変わります。データの見せ方が扱い方を変えます。
Q
タレントマネジメントとは何ですか?
A
社員の経歴・評価・スキルなどの情報を経営判断に活用する考え方です。創業当時の日本にはこの市場自体がありませんでした。
Q
人事データ活用の難しさは?
A
データに基づく配置や評価は効率的な一方、人を数値で扱うことへの抵抗を生みます。最も定量化しにくい領域であることが前提になります。
Ask AIこの記事をもとにAIに相談する

記事の内容を前提にして、あなたの状況に合わせた答えをAIに出させます。質問を入れて「ChatGPTで相談」または「Claudeで相談」を押すと、記事の要点と質問がセットになった状態で開きます。

ChatGPTで相談 →Claudeで相談 →Geminiで相談 →
記事本文の要点(見出しと本文の抜粋)がそのままAIに渡ります。Geminiは自動入力に対応していないため、押すとプロンプトをコピーしてGeminiを開きます。貼り付けて送信してください。候補者の実名・企業の機密は入力しないでください。AIの回答は記事の内容に基づく参考情報です。
本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
THE
AGENT
執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
← ナレッジ一覧に戻る
資料請求立ち上げ・マネジメント・面談の4マニュアル相談はこちら事業立ち上げ・育成・採用の相談(初回無料)
無料相談資料請求