この記事の要点
- 野村證券は1925年、大阪の両替商の二代目野村徳七が証券部門を独立させて創業した。調査に基づく投資で証券業を近代化し、2008年にリーマンの欧州・アジア部門を継承してグローバル投資銀行になった。
- 投機を、調査に変えた
- 両替商の信用が、土台になった
- リーマンを、引き受けた
Founded1925年
Founder野村徳七(二代目)
Category金融
野村證券は、大阪の両替商から生まれました。1925年、二代目野村徳七は、野村商店の証券部門を独立させて野村證券を設立します。株式の投機的な売買が中心だった時代に、調査部を作り、企業を分析して投資する近代的な証券業を日本に持ち込みました。
AT A GLANCE
ひと目でわかる
TODAY
2008
リーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を継承
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。
Chapter 01年表野村證券の歩み
1878初代野村徳七が両替商を開業大阪で野村商店を創業
1906二代目徳七が調査部を設置株式の分析に基づく証券業を目指す
1925野村證券を設立野村商店から証券部門を独立。債券の引受から始める
1961東証・大証に上場戦後、株式・投信で国内首位の証券会社に
2008リーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を継承グローバル投資銀行へ
Chapter 02投機を、調査に変えた
二代目徳七は、勘や噂で売買する当時の証券業に、調査に基づく投資を持ち込みました。1906年の調査部設置は、日本の証券業の近代化の起点です。
Chapter 03両替商の信用が、土台になった
野村は無名の新興ではなく、大阪の両替商としての信用を持っていました。新しい事業(証券)を、古い信用(両替)の上に載せた。
Chapter 04リーマンを、引き受けた
2008年、破綻したリーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を継承した判断は、野村を一気にグローバル投資銀行にしました。危機を機会に変えた例ですが、その後の統合の苦労も含めて評価されています。
Chapter 05エージェントがこの物語から読み取るべきこと
証券業界を志望する候補者には、野村の「調査」の伝統と、投資銀行としての現在を分けて理解させてください。野村證券の企業情報、証券業界の解説、外資はゴールドマン・サックスとあわせて。
この記事の情報源
- 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
- 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
- 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
- 新聞・経済メディアの報道
- 官公庁の統計・白書および調査機関の公表資料
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
KEY POINTS
この記事のポイント
1投機を、調査に変えた二代目徳七は、勘や噂で売買する当時の証券業に、 調査に基づく投資 を持ち込みました。1906年の調査部設置は、日本の証券業の近代化の起点です。
2両替商の信用が、土台になった野村は無名の新興ではなく、大阪の両替商としての信用を持っていました。新しい事業(証券)を、古い信用(両替)の上に載せた。
3リーマンを、引き受けた2008年、破綻したリーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を継承した判断は、野村を一気にグローバル投資銀行にしました。危機を機会に変えた例ですが、その後の統合の苦労も含めて評価されています。
よくある質問
A二代目野村徳七です。1925年、大阪の両替商・野村商店の証券部門を独立させて野村證券を設立しました。
A1906年に調査部を設置し、勘や噂ではなく分析に基づく証券業を日本に持ち込んだことです。2008年にリーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を継承しグローバル投資銀行になりました。
まとめ
野村證券は1925年、大阪の両替商の二代目野村徳七が証券部門を独立させて創業した。調査に基づく投資で証券業を近代化し、2008年にリーマンの欧州・アジア部門を継承してグローバル投資銀行になった。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
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