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Founding Story

さくらインターネットの​創業​ストーリー高専の​学生が​寮で​始めたサーバー​貸しが、​国産​クラウドになるまで

創業ストーリー 2026.09.20
この記事の要点
  • さくらインターネットは1996年、学生だった田中邦裕の実験から始まった。自社でデータセンターを建てる重い投資を選び、現在は国産クラウドとして政府の選択肢にも入っている。
  • 自分が使いたかった
  • 設備を、自分で持つ
  • 国産である、ということ
  • 規模の、差

さくらインターネットは、大学生が学内のサーバーで始めた会社です。1996年、舞鶴高専の学生だった田中邦裕が、実験的にサーバーの貸し出しを始めたのが起点です。

現在は国産のクラウドとして、政府のシステムにも採用される位置にあります。学生の実験が、国の基盤の一部になりました。

Start1996年学生の実験
Base自社データセンター石狩など
Now国産クラウド政府案件にも
AT A GLANCE
ひと目でわかる
FOUNDED
1996
学内でサーバーの貸し出しを開始
TURNING POINT
2005
東証マザーズに上場
TODAY
現在
データセンターとクラウド
記事中の事実を要約したものです。出典は本文末の「この記事の情報源」をご覧ください。

Chapter 01年表さくらインターネットの歩み

1996学内でサーバーの貸し出しを開始舞鶴高専の学生だった田中邦裕
1999さくらインターネットを設立レンタルサーバー事業として
2000年代データセンターを自社で建設石狩など
2005東証マザーズに上場2015年東証一部
2020年代国産クラウドとして注目政府のクラウド利用の選択肢に
現在データセンターとクラウド国内での基盤を担う

Chapter 02起点自分が使いたかった

田中邦裕がサーバーの貸し出しを始めた動機は、自分がサーバーを使いたかったことでした。当時、個人が使える環境は限られていた。

自分のために作ったものを、同じ困りごとを持つ人に提供する。最初の顧客が自分である事業は、需要を確認する必要がありません。

自分が欲しいものを作る事業は、作る前に需要が確認されている。ただし、自分と同じ人が何人いるかは別の問題である。自分のための事業

Slackの社内ツール、Asanaの社内課題、BASEの母の相談。身近な困りごとから始まる事業の系譜です。

Chapter 03判断設備を、自分で持つ

さくらインターネットは、データセンターを自社で建設しています。北海道石狩の施設は、寒冷地の気候を冷却に使う設計です。

他社の設備を借りる自社で建てる
初期投資小さい巨額
コスト借料が固定的にかかる規模が大きいほど下がる
自由度制約がある設計から決められる
リスク小さい稼働率が上がらないと負担

重い投資を先にして、後から回収する。この判断ができるかどうかが、クラウド事業の分岐点でした。

Chapter 04意味国産である、​ということ

クラウド市場は米国の大手3社が大きな比率を占めます。その中で国産の事業者が残る意味は何か。

一つはデータの置き場所です。政府や自治体、医療機関のデータを国外の事業者に預けることへの懸念がある。もう一つは依存の分散です。

INPEXの資源、日本製鉄の鉄。採算だけでは説明できない、持っておくことの価値という議論が、クラウドにもあります。

Chapter 05現在地規模の、差

米国大手との規模の差は大きく、投資額も桁が違います。同じ土俵では戦えません。

国内の事情に合わせた設計、きめ細かい対応、規制への適合。規模で戦わない領域を見つけられるかが課題になっています。

For Agentsこの物語を、面談でどう使うか
候補者の事業アイデアを聞くとき

自分が欲しいものから始める事業は需要の確認が済んでいます。ただし同じ人が何人いるかは別の問題です。

重い投資の判断を見るとき

先に投資して後から回収する構造は、稼働率が上がるまで負担になります。

国産であることの価値を語るとき

採算だけでは説明できない、持っておくことの価値という議論があります。

KEY POINTS
この記事のポイント
1起点自分が使いたかった田中邦裕がサーバーの貸し出しを始めた動機は、 自分がサーバーを使いたかった ことでした。当時、個人が使える環境は限られていた。
2判断設備を、自分で持つさくらインターネットは、データセンターを自社で建設しています。北海道石狩の施設は、 寒冷地の気候を冷却に使う 設計です。
3意味国産である、ということクラウド市場は米国の大手3社が大きな比率を占めます。その中で国産の事業者が残る意味は何か。

この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。

よくある質問

Q
さくらインターネットはどのように生まれましたか?
A
1996年、舞鶴高専の学生だった田中邦裕が学内でサーバーの貸し出しを始めたのが起点です。1999年に法人化しました。
Q
石狩のデータセンターの特徴は?
A
寒冷地の気候を冷却に使う設計です。サーバーの冷却にかかる電力を抑えられます。
Q
国産クラウドの意味は?
A
データを国外の事業者に預けることへの懸念に応えられること、依存先を分散できることです。
Q
米国大手との差は?
A
規模も投資額も桁が違うため同じ土俵では戦えず、国内の事情に合わせた設計や規制への適合で差別化しています。
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本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.20
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