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ディップの​転職​・​中途採用バイトルの​会社が​「AI​エージェント」​へ|​営業利益−75.8%​からの​反転を​賭ける求人​メディアの​構造と​年収​【2026​年版】​

2026.09.10 更新|THE AGENT編集部

ディップは、1997年創業のアルバイト・パート求人メディア企業です。「バイトル」を中核に、「バイトルNEXT」「はたらこねっと」「ナースではたらこ」を展開。求人メディアとしてはリクルート(タウンワーク)、マイナビと並ぶ大手です。

現在は業績の反転を賭ける局面にあります。2026年2月期第1四半期(3〜5月)は売上137億円(前年同期比−13.1%)、営業利益8.2億円(−75.8%)。営業体制の移行と競争激化が重なった「二重苦」の四半期でしたが、6月から改善基調が見え始めています(決算分析)。

有価証券報告書ベースの平均年収は500万円台(目安)。この記事では、バイトルの事業構造、業績悪化の要因、「AIエージェント」構想という次の賭け、営業組織と選考をエージェント視点で整理します。

Summary
  • 2026年2月期1Qは売上−13.1%・営業利益−75.8%。営業体制の移行と競争激化が重なった。
  • 6月から改善基調。「検索型から対話型へ」というAIエージェント構想で反転を狙う。
  • 平均年収500万円台(目安)。営業組織が大きく、インセンティブの比率が高い。
137億円
売上高
(2026年2月期1Q・−13.1%)
8.2億円
営業利益
(1Q・−75.8%)
6月〜
改善基調の開始
500万円台
平均年収(目安)

Chapter 130秒でわかるディップ|バイトルと、いまの局面

ディップは1997年、冨田英揮氏が創業しました。2002年にアルバイト求人サイト「バイトル」を開始し、動画で職場の雰囲気を伝える、応募バロメーターで競争率を見せるなど、求人メディアのUIを進化させて成長しました。

収益は企業からの求人掲載料です。アルバイト・パートを募集する企業(飲食・小売・物流・介護など)が掲載料を払い、求職者は無料で利用する。掲載企業数と応募数が収益を決めます。

2026年2月期1Qの業績悪化には二つの要因があります。①営業体制の移行。組織再編で営業の生産性が一時的に落ちた。②競争激化。Indeed・タウンワーク・マイナビバイトとの掲載競争と、企業の採用予算の絞り込み。この二重苦が、営業利益−75.8%という数字を作りました。ただし6月以降は改善基調にあり、底を打ったかどうかが注目点です。

年出来事
1997年冨田英揮氏が創業
2002年バイトルを開始
2004年東証マザーズ上場(後にプライム)
2010年代バイトルNEXT・はたらこねっと・ナースではたらこを展開
2020年代AI・DX事業(コボット)を開始
2026年2月期1Qは売上−13.1%・営業利益−75.8%。6月から改善基調

Chapter 2年収分析|営業インセンティブの構造

有報ベースの平均年収は500万円台(目安)。求人メディアとしてはエン・ジャパンと同水準で、リクルートやビジョナルより低い。

特徴は営業組織の大きさとインセンティブです。全国の支店で、飲食・小売・物流などの企業に求人掲載を提案する営業が中心。基本給+インセンティブで、成果によって20代で400〜600万円、トップ層は800万円超と幅があります。

業績連動の賞与は、現在の業績悪化局面では抑えられています。反転が実現すれば処遇の改善余地がある一方、当面は厳しい:この現実を候補者に伝えるべきです。

階層年収レンジ(目安)備考
若手営業(20代)400〜600万円インセンティブで幅
中堅(30代)500〜700万円リーダー・シニア営業
マネージャー700〜900万円支店長・部長代理
部長級以上900万円〜事業責任層

Chapter 3事業と未来|AIエージェントという賭け

Business Model収益構造を一枚で

売上

137億円

1Q・−13.1%

営業利益

8.2億円

1Q・−75.8%

次の賭け

AIエージェント

検索型から対話型へ

ビジネスモデル|企業の掲載料で成り立つ求人メディアお金モノ・サービス人・情報

求職者

アルバイト・パート希望者

応募
求人情報・動画・応募の場

ディップ

バイトル・はたらこねっと・コボット

掲載枠・応募者・DXツール
掲載料・利用料

掲載企業

飲食・小売・物流・介護など

事業構成(売上ベースの概算)
70%
20%
10%
バイトル・バイトルNEXT 70%はたらこねっと・ナースではたらこ 20%DX事業(コボット)・その他 10%

※数値は有価証券報告書・決算資料・採用ページなどの公表値と、転職エージェント各社の調査に基づく概算です。非上場企業の年収は公開情報・口コミをもとにした目安です(2026年9月時点)。

収益の中核はバイトルの掲載料です。アルバイト市場は人手不足で求人需要は底堅い一方、Indeedなどの検索型サービスとの競争、企業の予算管理の厳格化で、単価と掲載数の両方に圧力がかかっています。

同社が掲げる次の戦略は「検索型から対話型へ」。求職者が条件を検索するのではなく、AIエージェントと対話しながら仕事を見つける形への転換です。求人メディアの体験そのものを変えようという構想で、実現すれば競争の軸が変わります。

もう一つの柱がDX事業(コボット)。中小企業向けの業務自動化サービスで、求人掲載企業への追加提案として育てています。ただし現時点では売上に占める比率は小さく、バイトルの反転が最優先課題です。

Chapter 4採用・選考|反転局面の営業組織

中途採用は営業(求人メディア・DX)、企画、エンジニア(AI・プロダクト)、コーポレートが中心。特にAIエージェント構想を担うエンジニア・PdMの採用に力を入れています。

営業職の選考は書類 → 面接2〜3回で、実績の深掘りと、新規開拓への耐性が見られます。全国の支店勤務があり、勤務地の確認が必要です。

エージェントとして伝えるべきは、「業績悪化の最中」であることを隠さないことです。営業利益−75.8%という数字は事実であり、候補者が後から知れば信頼を失います。そのうえで「6月からの改善基調」「AIエージェントという次の賭け」を伝え、反転局面に入る覚悟があるかを確認すべきです。

面接の定番質問

営業:「新規開拓での実績」「断られ続ける環境でどう動いたか」。エンジニア・PdM:「AI・対話型プロダクトの経験」。全職種:「業績悪化の局面でなぜディップか」。

Chapter 5転職エージェント視点のおすすめポイント

推薦しやすいのは、①求人メディア・人材業界の新規開拓営業経験者 ②AI・対話型プロダクトのエンジニア・PdM ③反転局面の企業で成果を出した経験のある企画・管理職。

候補者に伝えるべきは、営業利益−75.8%という現実と、6月からの改善基調、AIエージェントという次の賭けの3点をセットで示すことです。「厳しいが、反転に賭ける会社」として理解した候補者だけを送り出すべきです。

求人メディアのエン・ジャパン・マイナビ・リクルート、決算はディップの決算分析もあわせてご覧ください。

Conclusionまとめ|反転に賭ける求人メディア

  • 2026年2月期1Qは売上−13.1%・営業利益−75.8%。営業体制の移行と競争激化の二重苦
  • 6月から改善基調。「検索型から対話型へ」というAIエージェント構想で反転を狙う
  • 平均年収500万円台(目安)。業績悪化を隠さず、反転局面に入る覚悟のある候補者が向く

業績悪化の現実と反転への賭けをセットで伝え、その局面に入る覚悟のある候補者を送り出してください。

よくある質問​(FAQ)

Q
ディップの年収はどれくらいですか?
A
有報ベースで平均500万円台が目安です。営業職は基本給+インセンティブで、20代400〜600万円、30代500〜700万円、マネージャー700〜900万円が中心レンジです。業績連動の賞与は現在の局面では抑えられています。
Q
業績はどうですか?
A
2026年2月期第1四半期は売上137億円(−13.1%)、営業利益8.2億円(−75.8%)と厳しい数字でした。営業体制の移行と競争激化が重なったためですが、6月から改善基調が見え始めています。
Q
AIエージェント構想とは何ですか?
A
求職者が条件を検索するのではなく、AIエージェントと対話しながら仕事を見つける形への転換です。「検索型から対話型へ」を掲げ、求人メディアの体験そのものを変えようという構想です。
Q
今転職するのはリスクがありますか?
A
業績悪化の最中であることは事実です。一方で6月からの改善基調とAIエージェントという次の賭けがあり、反転局面に入る覚悟があるかが判断の分かれ目になります。この両面を理解したうえで判断すべきです。
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