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Founding Story

Google​の​創業​ストーリー創業者​・​ラリー・​ペイジと​セルゲイ・​ブリン、​「BackRub」​という名前のまま世に​出ていたら

創業ストーリー 2026.09.07
この記事の要点

Googleの検索エンジンは、当初「BackRub」という名前でした。そして最初のオフィスは、のちにYouTubeのCEOとなる女性から月1,700ドルで借りたガレージ。社名は数学用語の綴り違いから生まれています。

※本記事は当該企業の公式サイト(沿革・創業ストーリー)、有価証券報告書、Wikipedia日本語版・英語版、経営者インタビュー記事等の公開情報をもとに編集部が構成しました(2026年9月時点)。年次は資料により差異がある項目があり、複数の出典で確認できた年を採用しています。

  • 出会いは1995年、スタンフォード大学。ペイジのキャンパス案内役がブリンで、二人はほとんどの話題で意見が合わなかったという。
  • 社名はgoogol(10の100乗)に由来。「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスできて使えるようにする」という使命を表している。
  • 1998年9月4日に法人化。きっかけはサン創業者アンディ・ベクトルシャイムが書いた10万ドルの小切手だった。
Founded1998年
Founderラリー・ペイジ/セルゲイ・ブリン
Categoryインターネット・EC
この記事は創業ストーリーのシリーズです。

Chapter 01意見が​合わない二人が、​意気投合するまで

1995年、スタンフォード大学。博士課程への進学を検討していたラリー・ペイジを案内する役目を与えられたのが、セルゲイ・ブリンでした。ブリンはモスクワ生まれで、6歳のときに家族と米国へ移住しています。

二人はほとんどの話題で意見が合わなかったと伝えられます。しかし時間を共にするうち「知的な魂の伴侶であり親友」になっていきました。ブリンはデータマイニングに、ペイジはリンク構造の分析に関心を持っていました。

1996年、二人は「BackRub」という研究プロジェクトを始めます。キーワードの出現頻度ではなく、そのページに向けられたリンクの数と質でページの重要度を測る。当時の検索エンジンとは根本的に異なる発想でした。これが後のPageRankアルゴリズムです。

Chapter 0210万ドルの​小切手と、​ガレージ

ある日、二人はスタンフォードのサーバー上で動くBackRubを、数千人が毎日使っていることに気づきます。技術を大手ポータルに売り込もうとしましたが、当時の各社は関心を示しませんでした。ならば自分たちでやる。そう決めます。

社名はgoogol(1の後に0が100個続く数を表す数学用語)にちなんで付けられました。これは「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスできて使えるようにする」という使命を表すのにふさわしい名前でした(綴りが google になった経緯には諸説あります)。

1998年8月、サン・マイクロシステムズ共同創業者のアンディ・ベクトルシャイムが10万ドルの小切手を書きます。この投資で1998年9月4日にGoogle Inc.が正式に発足。二人は寮を出て、最初のオフィスへ移りました。

そのオフィスとは、カリフォルニア州メンローパークにあったスーザン・ウォシッキーの自宅ガレージです。家賃は月1,700ドル。彼女はのちに社員番号16番としてGoogleに加わり、YouTubeのCEOを務めることになります(2024年に56歳で逝去)。

1995

スタンフォードで二人が出会う

進学を検討するペイジを、ブリンがキャンパス案内する役目でした。当初はほとんどの話題で意見が合わなかったといいます。

1996

検索エンジン「BackRub」を開発

リンクの数と質でページの重要度を測る手法で、後のPageRankにつながります。

1998.08

10万ドルの小切手を受け取る

サン創業者アンディ・ベクトルシャイムの投資が、法人化の決め手になりました。

1998.09

Google Inc.が発足

メンローパークにあるスーザン・ウォシッキーのガレージが最初のオフィスでした。

2004

Gmailを公開し、株式を上場

上場では16.7億ドルを調達しました。

2005–2006

AndroidとYouTubeを買収

モバイルと動画という二つの巨大プラットフォームを手に入れました。

2015.08

Alphabetを設立

Googleを傘下に置く持株会社体制へ移行し、スンダー・ピチャイがGoogleのCEOに就任しました。

Googleの主な沿革

Chapter 03ガレージから、​Alphabetへ

2004年、GmailのリリースとIPOを同じ年に迎えます。上場で調達した資金は16.7億ドル。2005年にAndroid、2006年にYouTubeを買収し、モバイルと動画という二つの巨大プラットフォームを手に入れました。

2015年8月、Googleは持株会社Alphabetを設立し、その傘下に入る形へ再編されます。検索・広告のGoogleと、自動運転のWaymoなど長期の研究開発事業を分離する構造です。スンダー・ピチャイがGoogleのCEOに就任し、2019年にはAlphabetのCEOも兼ねることになりました。

Founder's Words

「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスできて使えるようにする」

ラリー・ペイジ / セルゲイ・ブリン

創業時に掲げたミッションです。1の後に0が100個続く数「googol」に由来する社名は、この使命を表すために選ばれました。ミッションと社名が一体である稀な例です。

Chapter 04エージェントがこの​物語から読み取るべきこと

Googleの創業は、「技術が売れなかったから、自分でやった」という転換の物語です。大手ポータルに関心を持たれなかったことが、結果的に世界最大のテクノロジー企業を生みました。

候補者に同社を語るとき、「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスできて使えるようにする」という使命が、社名の由来と一体であるという事実は有効です。ミッションが後付けのスローガンではなく、創業時の技術思想そのものだと理解している候補者は、選考でも一段深い会話ができます。

KEY POINTS
この記事のポイント
1意見が合わない二人が、意気投合するまで1995年、スタンフォード大学。新しい手法は、使えるようにして初めて価値になります。試した結果を型にして共有するところまでが仕事です。
210万ドルの小切手と、ガレージある日、二人はスタンフォードのサーバー上で動くBackRubを、数千人が毎日使っていることに気づきます。同じ型が別の市場で通じるかは、前提条件が同じかで決まります。成功例をそのまま当てはめない見極めが要ります。
3ガレージから、Alphabetへ2004年、GmailのリリースとIPOを同じ年に迎えます。単価や手数料の設計も同じ構造です。安くするのではなく、何を含めて何を外すかを決めることが、支援の形を決めます。

よくある質問

Q
Googleの当初の名前は?
A
BackRubです。1996年にラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンがスタンフォードで始めた研究プロジェクトの名称で、リンクの数と質でページを評価する手法は後のPageRankにつながりました。
Q
社名Googleの由来は?
A
1の後に0が100個続く数を表す数学用語「googol」に由来します。「世界中の情報を整理し、誰もがアクセスできて使えるようにする」という使命を表す名前として選ばれました。
Q
最初のオフィスはどこですか?
A
カリフォルニア州メンローパークにあったスーザン・ウォシッキーの自宅ガレージで、家賃は月1,700ドルでした。彼女は後に社員番号16番としてGoogleに加わり、YouTubeのCEOを務めています。
まとめ

Googleは1995年にスタンフォードで出会った二人が、1996年に始めた「BackRub」という研究プロジェクトから生まれた。技術を売り込んでも大手が関心を示さなかったため自ら事業化し、10万ドルの小切手を得て1998年9月に法人化。最初のオフィスは後のYouTube CEOから借りたガレージだった。

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この記事の情報源

  • 各社の有価証券報告書・適時開示(沿革、業績、資本構成など)
  • 企業の公式サイト(沿革、会社概要、代表メッセージ)
  • 創業者・経営者が登場した公開インタビューおよび寄稿
  • 新聞・経済メディアの報道
確かめられていないこと創業当時の社内の詳しい経緯や、公表されていない数値については、一次資料で裏づけられないため記載していません。本文中の「〜と語られる」「〜とされる」という表現は、関係者の証言や報道にもとづくもので、公式に確認されたものではありません。
記事中の数値は、各時点で公表されていたものです。最新の状況は各社の開示をご確認ください。本サイトの方針は免責事項およびポリシーに記載しています。
本記事は編集部の支援実務の経験に基づく見解です。個別の状況により最適な進め方は異なります。
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執筆・編集: THE AGENT 編集部
運営: 株式会社Sync Ascent(事業立ち上げ・採用コンサルティング)。数千名規模のキャリア支援と人材紹介事業立ち上げの実務経験に基づき、現場で使える情報だけをお届けします。|最終更新: 2026.09.05
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